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進学通信No.68-雲雀丘学園
15
10月
  • 進学通信No.68-雲雀丘学園
  • 2017 . No.68 . わが校のこだわり教育 . 英語 . 進学通信 . 雲雀丘学園 .

雲雀丘学園

英語をツールとして「発信する力」

「グローバルに活躍できる力」を育む

 近年、ますます社会のグローバル化が進んでいます。雲雀丘学園では、世界的な視野をもったクリエイティブな人材を育むため、多彩な英語教育に取り組んでいます。 グローバル教育の要となるのが、日々の授業です。同校では、2016 年度にネイティブ教員を増員し、『英会話』の授業を始め、日頃からグローバルな雰囲気が感じられる環境を整えています。『英会話』の授業は、日本人教員1名とネイティブ教員3名のチームティーチングで行われ、進行はネイティブの先生が担当し、すべて英語で進められます。「通常の『英語1(読解)』『英語2(文法)』で単語や文法をしっかりと学び、その知識を実践として使う力を『英会話』の授業で磨いていくという考えです」(英語科・下山明日香先生)

2015 年にスタートした『グローバル研修』は、中1・中2で取り組むオールイングリッシュのプログラムで、英語漬けの2日間を過ごします。講師はアメリカ、ドミニカ、フィリピンほか国際色豊か。授業中の余談や雑談を通じて、英語に慣れ、多様な異文化に触れる機会としています。また、2017 年度からは『中期留学』がスタートします。これは希望者を対象に、高校受験のない中高一貫の強みを生かして、中3の1~3月にカナダで2カ月間を過ごすという内容です。『中期留学』は、グローバル研修の集大成という位置づけで、英語力はもちろん、「カナダの人たちに何を聞きたいのか?」「英語で日本の文化をどのように伝えるのか?」など事前学習を行い、どのような意識を持って留学に臨むのかも重要視されるので、単に英語が好き、得意なだけでは終わらないものとなっています。他にもJICA の人を招いての交流や、休み時間に英会話を楽しめる『イングリッシュゾーン』を設置するなど、外国人とコミュニケーションする場、国際感覚を磨く機会を多数設けています。「今は、世界に目を向けていく時代です。英語も勉強というよりは、コミュニケーションをとるための道具ととらえ、英語を使って自分の考えを発信できる力を身につけさせたいと考えています」(英語科・松原慶先生)

先生にインタビュー!

Q.英語の授業の位置づけや工夫は?

松原先生 「中学では、英語が嫌いにならないように楽しい雰囲気で学びます。学習が進むと、英語の発信力を磨くために『英会話』の授業でプレゼンテーションを行ったりしています。発信力の養成は、2020年の大学入試改革の趣旨にも沿っていると思います」

下山先生 「中2の『英会話』では、クラスを2分割して、2名ずつの教員が担当しています。コマーシャル制作など、いろんな表現を体験できるようにしています。高校では、より表現力や発信力を磨く内容に発展させていきます」

Q.雲雀丘学園のグローバル教育とは?

松原先生 「読む・書く・聞く・話すという4技能と、自分の意見を英語で発信できる力を育むことが目標。ただし、英語自体がグローバルなのではなく、発信内容が重要。英語はコミュニケーションツールに過ぎません」

下山先生 「グローバルとは、自分とは違う価値観を尊重し、受け入れる気持ちのことだと思います。英語をきっかけに、生徒たちが社会に出たときに、自分の世界を広げられる力を育みたいと考えています」

こだわりPOINT01 ネイティブ教員が3人!英語に親しむ『英会話』の授業

取材した中1の授業テーマは“発音(フォニックス)”。4人ほどのグループになるように指示された生徒たちは、「何をするのだろう」とわくわくした表情。グループができると、全員での発音練習が始まりました。「イー(i:)」、「ウー(u:)」とリズミカルに進むため、生徒たちは発声自体を楽しんでいるようす。声を出すごとに、発音も自然と向上していました。

その後、グループワークへ移行。この日の課題は、発音記号が書かれたプリントに、その音が入る単語を記入していくというもの。「『i:』は、Tea?それとも Me?」など、仲間と一緒に考える生徒たち。教員は各グループを回りながらアドバイスをします。生徒が正解の単語に気づくと、「Verygood」と教員。6月に行われた『グローバル研修』の効果もあってか、生徒たちはネイティブ教員とも自然にコミュニケーションをとっていました。 生徒同士、また教員と生徒の対話の機会が多く、コミュニケーションを取りながら皆熱心に学ぶ、体験的な授業という印象を受けました。

こだわりPOINT02 英語に慣れさせる2日間の『グローバル研修』

中1は、入学して間もない6月に実施。生徒約10人に1人のネイティブ講師がつく少人数制の指導のもと、英語づけの2日間を過ごします。「ゲーム形式の授業などに取り組みながら、最終的には自己紹介などの簡単な発表を行います。入学してすぐの時期に行うことで、自然に英語を受け入れる意識も身につきます」(松原先生)

中2では、よりレベルの高い内容に挑戦。グループでのディベートを英語で行います。たとえば『パン派かご飯派か?』『電車の女性車両は必要か?』などのテーマで意見を交わし、最後はグループ代表が発表します。最初は不安がっていた生徒たちも、次第に慣れてきて「楽しい!」という声も。

こだわりPOINT03 短期・中期留学で人間力を鍛える

同校では、以前から中2・中3の希望者を対象とした10日間の『カナダ研修』を行っていますが、参加した生徒は語学力はもちろん、人間的にも大きく成長します。 さらにこれまでの10日間のカナダ研修より期間が長い『中期留学』。「2カ月間の海外生活で、他国の文化・生徒たちに刺激を受け、得たものをその後の学校生活にも生かせるようになってほしいですね。大きく成長してくれると期待しています」 (下山先生)

 

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