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進学通信No.67-アサンプション国際中学校高等学校
15
6月
  • 進学通信No.67-アサンプション国際中学校高等学校
  • 2017 . No.67 . アサンプション国際 . 注目の学校 . 進学通信 .
アサンプション国際
「学校改革で、教員の意識も変わってきました。今は日本語教員、ネイティブ教員、全教職員が一丸となって、より良い学校にしていこうという気概に満ちています」(江川昭夫校長)

2017年度より男女共学化に踏み切り、校名を『聖母被昇天学院』から『アサンプション国際』に変更。コースも『アサンプション・イングリッシュ(AE)』と『、アサンプション・グローバル(AG)』に再編し『21世紀型教育』に取り組む同校。この大きな学校改革について、江川昭夫校長は次のように話します。

「『21世紀型教育』の目的はグローバル人材を育成すること。多様化するグローバル社会では国籍・年齢・性別の垣根を越えた“多様な価値観”を養い、自分の思いを自分の言葉で伝えられる人物を育みたいという願いから男女共学化に踏み切りました。本校では伝統的にグローバル教育を行ってきましたが『21世紀型教育』は、これまでの取り組みをよりブラッシュアップさせていきます」

『21世紀型教育』は3つの取り組みから成り立っています。1つ目は『英語イマージョン教育』。これは英語以外の教科を英語で学ぶというものです。ネイティブ教員×日本語教員のティームティーチングで授業が進められ、英語しか使えない環境を作ることで、できるだけ日本語を使わないコミュニケ―ションを試み、英語に「どっぷりつかる」環境に身を置くのです。

「ネイティブ教員は、生徒に呼びかけるように問いかけますし、その内容も違いますね。決められた答えに導くのではなく、一人ひとりがどのような考え方をするのか、会話を膨らませます」

つ目は『PBL(課題解決)型授業』の推進。同校では、これをすべての授業で目指していますが、その中心となっているのが「探究科」の授業です。“知識を詰め込む”という受け身の学力・知性ではなく、積極的にグループワークやディスカッションなどの主体的・対話的な深い学びで、自分の頭で考え、課題を見つけ解決していく“課題解決力”と“新たなアイディアを創造する力”で、「正解のない問いに挑戦する力」を育みます。

そして3つ目は、これらの教育を充実させ、可能性を広げていく『ICTツール』の活用で、校内にはタブレット、電子黒板などのICT環境が整備されています。イマージョン教育とPBL(課題解決)型授業で身についた英語力や思考力、課題解決力、創造力をもって“情報収集力”と、意見の“発信力”を高めていくのです。

「教員の会議などもペーパーレスになりました。生徒が学ぶ前にまず、自分たちがしなければいけないからです。議題もヘッドラインは英語にするようにしています」
また、グローバル教育として、希望者を対象に、アメリカやフィリピン、フランス、オーストラリアなどへの留学プログラムを用意しています。

「ただ、まずは校内で国際交流をしてほしいですね。カトリック校で世界30カ国以上に姉妹校がある本校は国際交流がさかんで、常にフランスやフィリピンなどさまざまな国からの修学旅行生や留学生が来校しており、校内はいろいろな言語が飛び交っていて国際色が豊富です。生徒も積極的にコミュニケーションを図っています」

これからのダイバーシティ社会に対応できる力。同校ではすでにその土台が築かれているようです。

『21世紀型教育』が始動!

数学・理科・音楽も英語で学ぶ『英語イマージョン教育』

2017年度の新入生から、中学・高校とも「1人1台タブレット」体制を整える。今後は一般教科の授業にもICTを積極的に導入。自宅で基礎の予習を行い、授業で応用や探究系の学習を行う「反転授業」や、ネット電話アプリを使った英会話などにも取り組み、生徒たちの「発信力」を養っていく計画だ。

探究科の科目設定は『PBL(課題解決)型授業』を牽引

教科の枠組みを超えた横断的な学びを実践するため、中高ともに『探究科』を科目として設置。現在は国連が掲げる『SDG(s世界を変えるための17の目標)』に沿って、貧困や飢餓、環境、産業などをテーマにプレゼンテーションやディスカッション、ディベートなどで、世界が直面している様々な問題を解決することを目標にしています。また、不定期ながら、江川校長が講師となり、希望者を対象に、与えられたテーマに沿って考えるグループワーク『校長哲学講座』が行われています。「たとえばフィリピンにあるスラム街・スモーキーマウンテンの写真を見ながら討論し、英語で発表。厳しい環境の中で、けんめいに生きる子どもたちを救うには何をするべきかを考えます。最後に出てきた言葉は“世界を変えることは視点を変えること”です。これこそ本校が目指す21世紀型教育の根幹となる考え方なのです」(江川校長)

ICTツールをフレキシブルに活用

21世紀型教育では、ICTツールの活用も必要となっています。1人1台タブレット端末を保有し、情報の収集・発信ができるように指導しています。これらの教育の実践のために『フューチャールーム』を新設。天井から床まで画像や映像が映し出されたり、机や椅子も自由に移動できるなど、グループワークやプレゼンテーションなどのPBL(課題解決)型授業に最適な学習環境が整えられています。

コース制を新設

『AEコース』は、英語を重点的に強化するコースで、英数理+総合学習で英語イマージョン教育を実施し、高度な英語力の育成を目指しています。『AGコース』は全教科でPBL(課題解決)型、探究型授業を行い、「主体的で対話的な深い学び」へと導きます。ただどちらのコースにおいても、英語イマージョン教育、PBL(課題解決)型授業を推進しており、違いはどちらに重点が置かれているかということです。

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