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進学通信No.66-滝川中学校・高等学校
30
5月
  • 進学通信No.66-滝川中学校・高等学校
  • 2016 . No.66 . 注目の学校 . 滝川 . 進学通信 .
滝川
”医進×グローバル”でグローバル社会の
スペシャリストを目指す

『医進コース』といえば医学部進学に強く、『グローバルコース』は語学や国際教育が中心…。一般的な私立中高のコース分類はそうした認識であり、学習カリキュラムなども全く異なるものという印象も強いでしょう。しかし、この2つをかけ合わせた、興味深いコースを設置しているのが滝川中学校・高等学校です。

以前から、医学部進学に高い実績を持つ屈指の進学校として知られる同校ですが、2015年度にコース制度を改編し、従来の『医進コース』に加え、『医進グローバルコース』を新設したのです。その理念を、江本博明校長は次のように語ります。

ように語ります。「現在の小学生の65%が今は存在しない職業に就くとか、今ある仕事の47%がコンピュータで代用されるようになる、といった未来予想に関する研究が叫ばれるようになった昨今。そんな時代を生きていく子どもたちに、中等教育機関の段階で何ができるかを真摯に自問した結果の一つが、『医進グローバルコース』の設立でした」

時代の変化が激しく不確定で、未来予測が困難だといわれる現代。情報がめまぐるしく変化していくこの時代に問われる“生きる力”とは、ただ多くの情報をインプット・アウトプットできることではありません。もちろんそれは不可欠なことですが、加えて、クリティカル(批判的)な思考で前提を疑い、自ら問いを立て、飽くなき探究心を抱いて解決策を探り、乗り越えていく力が欠かせないと言われています。『医進グローバルコース』は、従来の『医進コース』のカリキュラムを組みながら、同時に実践的な英語力と論理的思考力も磨くという、次代のスペシャリスト育成を目指して設立されたのです。「2020年実施予定の新大学入試制度下でも、これらの力を問う試験が課されると予測されていますが、『医進グローバルコース』の設置は、それが理由ではありません。本校は、以前からそれらを重視した教育に取り組んでおりましたので、結果として大学入試制度の改革が後からついてきた形となったのです」(江本校長)

大学受験のためのテクニック論ではなく、あくまで学びの本質を見すえたハイレベルな教育と、人材育成ありきの強い思いがうかがえます。

『医進グローバルコース』の柱は3つ。まずは『医進プログラム』。医歯薬学系進学を前提に、質はもちろん、量的にも理数系に力を入れた授業カリキュラムが組まれています。そして、実践的な英語力と自立心・自律心を育てる『海外3カ月留学』。最後に、新大学入試制度も見すえた『21世紀型スキル』の定着。これらを通じて、グローバル社会で活躍するリーダーを育てるのです。

新コース1期生がいよいよ中3 となる今年、さらなる飛躍が期待 されます。

「自ら課題設定し、仮説を立て、検証・表現することは、医師だろうとどんな組織・職業に就こうと必要な力。それを育てたいのです」(江本博明校長)

飛び立て、次代のリーダー! 知性と強さをともにに育む『医進グローバルコース』の3本柱
医進プログラム

医歯薬学系への進学を目指し、手厚いバックアップ体制を整えた『医進プログラム』は、従来から実施している同校の強みの一つですが、さらに進化中。医療の現場に赴き、現役医師のもと研修を行う『医療体験実習』、OBの医師・社会の第一線で活躍するスペシャリストを招いて講演してもらう『自分発見セミナー』など、キャリア観をしっかり育成しながら学習指導にも注力。週39時間(文部科学省規定は30時間)という豊富な授業時間を確保し、うち理数科目に最大19時間を充てています。理数系が好きな中高生が研究やプレゼンテーションを競い合う『数学・理科甲子園』への参加も積極的に行います。また、進路指導体制にも同校ならではの魅力が。『進学支援センター』を設置して、手厚い学習指導、進学相談やガイダンスの開催はもちろんのこと、同校が独自に受験情報を収集・網羅し、専用のホームページや冊子まで制作するほどの力の入れようで、圧倒的な情報量を誇ります。こうした万全の支援体制のもと、未来の医師たちが日々育っていくのです。
21世紀型スキル

新大学入試制度(予定)のもとで問われる“新しい学力”への対応も見すえて、教科横断型で総合的に知識を応用させる授業や、実社会の課題解決に挑むPBL型授業(問題発見・解決型授業)などを導入。たとえば東大の過去問などを応用し、「地球の自転が東から西だったら、現状とどのように異なっていたと考えられるか」などの問いが課されます。このように、確かな教養を下地にした問題解決能力や論理的思考、創造性などを磨いていくのです。
海外3カ月留学

中3の3学期をすべてニュージーランドで学ぶ留学制度。語学リテラシーの定着や、きわめて高い英語力の養成はもちろん、何より目を見張るのが人間的な成長です。先にこの制度を経験した生徒は帰国後、日本の教育制度の矛盾を指摘したり、親への感謝を口にするようになったりと、その劇的な変化に先生方も保護者さんも舌を巻いたそうです。「スキル以外のものを持ち帰って来てくれた」と、江本校長も確かな手ごたえを語ります。
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