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進学通信No.65-小林聖心女子学院中学校・高等学校
29
5月
  • 進学通信No.65-小林聖心女子学院中学校・高等学校
  • 2016 . No.65 . 卒業生インタビュー . 小林聖心女子学院 . 進学通信 .
小林聖心女子学院
(左より)久保田梨可子さん/聖心女子大学・英語英文学科3年生、新野花さん/神戸大学・医学部1年生、佐藤奈央さん/同志社大学・商学部2年生、谷越彩さん/上智大学・法学部2年生
学校生活を通して考える力を身につけられた
この学校を選んだ理由を教えてください。
谷越さん

小学校時代を小林聖心で過ごし、宗教行事をはじめ、あらゆる学びの場が用意されているところに惹かれたことが一番の理由です。

久保田さん

私も小学校6年間をここで過ごしました。小林聖心という環境はもちろん、出会った先生方や仲間と離れたくないという思いが強かったですね。

新野さん

母から、ここの小学校を選ぶ決め手となったのは、説明会での「もう一つの家族」という言葉だったと聞いています。私自身、その言葉どおりの環境だなと実感し、中高も小林聖心で学びたいと思いました。

佐藤さん

私は中学から入学しました。説明会の時、校内を案内してくださった先輩の姿勢と言葉づかいの美しさに感銘を受け、ここに決めました。

学校生活の中で印象に残っていることは?
久保田さん

毎日の朝礼です。鐘の音を聞きながら沈黙する時間があって、当時は意識していませんでしたが、常に自分ひとりで考える時間を持つことができました。小林聖心出身の人には思考力に長けた人が多いと感じるし、大学の先生からもそう言われます。それは、ものごとについて考える時間を持つ習慣が自ずと身につく環境だからかな、と思います。

佐藤さん

大学受験を控えた高校時代は、お祈りの時間があったおかげで自分を省みて、数カ月後、数年後に自分が後悔しないように過ごそうと心に刻むことができ、勉強にも落ち着いて取り組むことができました。

新野さん

私も周囲に流されることなく、志望大学に合格するために自分が今何をすべきかを冷静に考えることができました。そういう力は、ここで身についたものだと感じます。

谷越さん

クリスマスに向けて朝礼前や授業前、終礼前などに沈黙の時間を持つプラクティスも印象に残っています。大学に入って初めてのクリスマスは沈黙の時間を持つことなく迎えましたが、中高時代のような充実感がなく、沈黙の時間を持つことの意味をあらためて実感しました。

久保田さん

毎年の『黙想会』も、自分と対話する時間として大切にしていました。

谷越さん

新たな発見が得られるトピックが与えられるんですよね。

新野さん

中2の『黙想会』では、自己評価を書いた紙を順に回して、クラスメイトに自分の良いところを書いてもらいました。その紙は今も大切に持っています。小林聖心の仲間は本当のことを言ってくれる。そうわかっているから、辛い時や悲しい時もそれを読み返すと、自信を取り戻せたり元気が出たりするんです。

佐藤さん

その紙、私も持ってい ます。相手を受け入れることの大切さを学んだのも『黙想会』でした。今も黙想会ノートを見返し、人間関係の中で実践できるよう心がけています。

授業でも“考える”機会は多かったのでしょうか?
新野さん

多かったです。特に高3の宗教の時間。なぜ神という概念が生み出されたのかという話では、小学校から続けてきた各行事の意味がわかり、思わず涙してしまいました。

佐藤さん

毎回すごかったよね。

久保田さん

“私と神様”といったテーマで一人ずつ発表する機会もあり、濃密なひとときでした。自分が話すときも、仲間の話を聞くときも、大いに考えさせられました。

谷越さん

普段目を向けないようなところに着目するので、想像以上にエネルギーを要するんです。そういう意味では、貧困や児童労働といった地球規模の問題について英語でディスカッションする『GlobalIssues』も、思い出深い授業の一つ。いろいろなことについて考えるチャンスを与えてもらっていたんだなと思います。

新野さん

宗教の時間や行事のたびに振り返りの文章を書いていたので、考える力だけではなく、思ったことを言葉にする力も培えました。

人として成長でき一生の糧を自ずと得られる場所
進学先を選んだ理由は?
佐藤さん

人の話を聞いたり相談を受けたりするのが好きで、高校に入ってからコンサルティングの仕事に興味を持つようになりました。実務スキルとコンサルティング力を兼ね備えた税理士を目指し、勉強中です。

谷越さん

倫理の授業などを通じて、“白黒つけられない問題”に対して興味を抱くようになったことがきっかけです。法律の観点からさまざまな問題について考える機会が持てればと考え、法学部を選びました。資格取得に向けて、勉強しています。

久保田さん

マスコミに興味があり、社会問題とメディアの関わりなどについて英語で学べるところに魅力を感じて決めました。海外のメディアから発信することを通じて社会に貢献することが目標です。

新野さん

知的障がいを持つ弟の気持ちや要望を、ようすを見ただけで理解し支えてくれる医師の方の姿をずっとそばで見てきました。私も、人の気持ちに寄り添い、悩みの原因にアプローチできる職業に就きたいと思ったのが医学部を目指したきっかけです。

中高時代の学びや経験は、現在に生かされていますか?
谷越さん

行事では自ら進んで取り組もうという雰囲気に満ちていて、学校全体で取り組むバザーなども、純粋に奉仕のために全力を尽くしました。大学生になった今も集会の後片付けなどを無意識にやっていると、友人から「なぜいつもそんなにがんばるの?」と聞かれたことがあるほどです。小林聖心で養われた姿勢が生きているんだな、と感じます。

新野さん

私は生徒会のメンバーとしてバザーに関わりましたが、そうした経験を通じて想像力を身につけることができました。相手の気持ちを考えて動いたり、結果を予測して動くタイミングを見極めたりと、広い視野で、より積極的に行動できるようになったと思います。

久保田さん

私の中では、学院祭実行委員長としての経験が大きかったです。大学ではミュージカルのクラブに所属していますが、自分や皆の思いを、試行錯誤を重ねながら形にしていくプロセスで求められるものは、学院祭のときと同じ。6年間で培った思考力や、将来につながると信じて最後まであきらめずにやり遂げる姿勢は、社会に出てからも役立つものだと信じています。

佐藤さん

バザーでも学院祭でも、一人ひとりに何らかの役割が与えられ、任されていることを実感できます。その中で、それまでは「誰かがやってくれる」という受け身だった私が、「自分にしかできないことがあるのではないか」と考えるまでになりました。自ら手を挙げる姿勢、何事にも妥協しない姿勢は、6年間の学校生活の賜物です。このように小林聖心は、誰もが自然と成長でき、誰かに必要とされる人物になれる場所なのだと思います。

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