第30回記念大会の芸術文化祭典イメージイラストは、金光八尾高等学校3年・丸尾昂太さんの作品。題字は、帝塚山学院高等学校3年・澤潟美樹さんと、近畿大学附属高等学校2年・岡部朱音さんの作品。
大阪私立中学校高等学校芸術文化連盟会長・辻本賢先生より開会のごあいさつ「。私学は公立、あるいは私学同士でも真似のできない、各校の建学の精神をベースとした、個性を伸ばす教育を行っています。その結果を見ると、学業、クラブ、芸術等の各分野において、大阪の教育業界に影響を与えていることを確信しています。本日は保護者、仲間、先生、スタッフ、観客との絆を感じてもらうことができる貴重な機会です。心からの応援と拍手をお願いします」
1日目は東海大学付属仰星高等学校放送部、2日目は四天王寺高等学校放送部が司会を担当。全体の進行はもちろん、出演者のインタビューで芸術文化祭典を引っぱった。
かけ声、動きともに一体感を感じる、『HORIZON』を演奏。現在は全国大会予選に向けてがんばっているそうだ。
12月に行われる【演劇部門】から代表で金蘭会高等学校演劇部が発表。「自分のことを信じる」をテーマとした『革命高校(』一部抜粋)で学生運動を取り扱い、迫力のある演技を見せた。
洋舞の発表が多い中、一際目立った日本舞踊。『古城』で過去の栄光をしのぶ男性の力強さの中のもの悲しさや哀愁を、『祇園小唄』では、扇を使って舞う舞子さんを表現。着物の華やかな色合いが美しく舞台に映える。
毎年レベルの高い演技を見せてくれる同校。演目は『演禮楽 男ナムサダン寺堂ノリ』。五穀豊穣と人々の多幸を祈願するため、技芸集団・男寺堂がこれで邪気払いをしたと言われている。荘厳な音楽と舞に、会場の空気が一変し、演技後は拍手が鳴り止まなかった。
『うるさいです…静かにしてください!!』というタイトルで演じた同校ダンス部。全員がバラバラの動きをしていたと思えば、次の瞬間にはピッタリとまとまっていて、抽象的なテーマながらも、説得力のある演技。
モダンバレエの要素が感じられるダンス『何もしていないことが耐えられない症候群』。尽きることのない不安。働き続ける現代人。止まれないのは不安のせい。
『Kamlari〜少女たちの悲痛な叫び〜』は、第29回全日本高校大学ダンスフェスティバル(神戸)でNHK賞を受賞した作品。売られ買われ、泥濘のなかを、感情を押し殺し、欲を捨て、生きていく…。少女たちの心の叫びを抜群の演技力で表現。
誰もが耳にしたことのある有名なアメリカの曲『おおスザンナ!』『オクラホマミキサー』を、最高の笑顔で踊り、会場は一気に楽しく華やかな雰囲気に!
『我流』がテーマ。バトンの華やかで女性的なイメージとは異なる、男性的で力強い音楽と動きが印象的。