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進学通信No.65-帝塚山中学校・高等学校
22
5月
  • 進学通信No.65-帝塚山中学校・高等学校
  • 2016 . No.65 . グローバル時代の学び方 . 帝塚山 . 進学通信 .
帝塚山
英語に対する壁をなくし自らの成長につながるツールとして4技能を習得

次代をけん引するグローバルな人材の育成を目指す同校。その一環として重要な役割を担っているのが、多彩な英語教育です。「英語は大学受験に向けて必要不可欠なものであると同時に、将来の可能性を広げ、人として成長するための大切なツールです。そこで本校では、入試に対応する〝聞く・話す・読む・書く〟の4技能をバランスよく身につけることを大前提としながら、それらを使いこなすことで自らの成長につながるような英語教育を展開しています」(英語科主任・川崎貴子先生)

中学3年間は週1回、ネイティブ教員による英会話の授業を実施。そうした学びの成果を発揮する場として、中学では『英語暗唱大会』、高1・高2では『英語スピーチコンテスト』を実施しています。英語部の生徒を中心に、外部の英語コンテストにも積極的に参加。また、国際感覚とコミュニケーション能力を養うことを目的とし、中3対象の『シアトル海外研修』、中3男子対象の『海外サイエンスキャンプ』、中3女子対象の『アジアスタディツアー』など、さまざまな国際交流プログラムを用意しています。さらに最近では、新たな取り組みとしてスカイプのビデオ通話機能を活用した交流を試験的に導入しました。授業へ取り入れることを検討しているそうです。また、来年度からは、高2対象の『ボストン・グローバルリーダー育成研修』がスタートします。

こうした多彩な英語教育から得られるものの大きさは計り知れません。そのことは、中1の時に『英語暗唱大会』で優勝し、今年は校外スピーチコンテストで近畿大会に進出した英語部所属の粟岡里菜さん(高2)の言葉からもうかがい知ることができます。「ネイティブの先生による授業を通して、外国人の方や英語を話すことに対して身構えることがなくなるので、実践につなげやすい環境だなと感じています。英語は私にとって、自信を確立するための手段。何にでも積極的にチャレンジできるのは、英語を話すことができ、英語を生かすことでいろいろなことができると知っているからこそだと思います。自分の体験をもとにスピーチコンテストの原稿を作成するプロセスでは、その体験から学んだことを振り返ったり、社会的問題につなげて考えたり、貧困や食糧など世界の問題に直面したりと、多くの気づきを得られました。将来の夢は、核融合の研究者。英語を通じて知ったエネルギー問題の解決に、貢献できればと思っています」

同校の英語教育が、グローバル社会へとはばたく原動力となっているのです。

『英語暗唱大会』『英語スピーチコンテスト』とも毎年2月に開催。

英語に対する壁をなくすところから
高度なプレゼンテーション能力の育成までを網羅

同校の英語教育の特徴は、段階的にステップアップできる点にあります。中学では、ネイティブによる授業により外国人や英語を話すことに対するハードルを下げながら、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく習得。『英語暗唱大会』を通じて美しい発音や人前で話す度胸を、海外交流プログラムで国際感覚やコミュニケーション能力を身につけます。高2の『英語スピーチコンテスト』では、社会問題の解決法を提示するプレゼンテーションに挑戦。最終的に、自らの考えをまとめ、相手を説得できるレベルにまで到達することを目標としています。

英語の授業で使われるほか、英語部の活動場所ともなっている『CALL教室』。

●ネイティブによる授業

中学では週1回、英語に慣れ親しむこと、英語に対する壁を取り除くことを目的とし、ネイティブ教員による英会話の授業を行っています。2月の『英語暗唱大会』に向けた練習も、この授業で実施。授業内容に応じて『CALL教室』を活用しています。また、国公立大2次試験の英作文に向けた対策もネイティブ教員が担当しており、文章表現に関するきめ細かい指導を行っています。

クラスの代表に選ばれた生徒は、英語科教員の指導のもと、本番に向けてさらなるレベルアップを図る。

●英語暗唱大会・英語スピーチコンテスト

中1・中2は暗唱、中3はペアのスキット、高1・高2は自分の好きなものや社会問題に関するプレゼンテーションに挑戦。いずれも原則として全員が練習・発表を行い、投票などにより選出された各クラスの代表が出場します。ネイティブを含む英語科教員が採点を担当し、『英語暗唱大会』の場合、発音や暗記がちゃんとできているか否かなどを点数化。「中3~高2は自分たちで原稿を作成しますし、高1・高2はプレゼンテーションソフトを駆使しながらの発表となるため、内容も採点のポイントとなります」(川崎先生)

語学研修やホームステイ、キャンプ生活を体験できる18日間の『シアトル海外研修』。

●国際交流プログラム

国際交流プログラムは、『シアトル海外研修』、「アジアの多様性を英語で学ぶ」をコンセプトにシンガポール、マレーシア、インドネシアをめぐる『アジアスタディツアー』のほか、オーストラリアのイマニュエル・カレッジにて実験などに英語で取り組む『海外サイエンスキャンプ』、姉妹校提携を結んだシンガポールのアングロ・チャイニーズ・ジュニア・カレッジとのスポーツ・文化交流など多岐にわたります。海外から留学生を受け入れる機会も多く、国内にいながら国際感覚やコミュニケーション能力を磨くことができます。

英語部の高2・粟岡里菜さん(女子英数コーススーパー選抜クラス)は、今年スピーチコンテストで近畿大会に出場。「全国大会での優勝を目指してがんばります!」

●英語部

英語部では、各部員がさまざまな外部の暗唱・スピーチコンテストに出場しています。活動は基本的に週2日ですが、コンテスト前になると活動日以外にも、自主的に『CALL教室』で練習に励む姿、顧問から個人指導を受ける姿が見られます。「中学は何度も全国大会出場を果たしていますし、高校も近畿大会に出場できるレベルになりました。周囲を説得するとき、無理なことをお願いするときなど、社会のあらゆる場面で、最も適した“伝え方”を自分なりに考え、実践できるようになってほしいと願っています」(川崎先生)

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