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進学通信No.65-神戸龍谷中学校・高等学校
21
5月
  • 進学通信No.65-神戸龍谷中学校・高等学校
  • 2016 . No.65 . School Update . 神戸龍谷 . 進学通信 .
神戸龍谷
『特進グローバルコース』の授業のひとつ『グローバルイシューズ』では、国際的な社会問題を取り上げ、ネイティブ教員らとディスカッション。もちろんオールイングリッシュだ。

『KobeRyukokuinnovationProject』、略して『KRiP(クリップ)』。既定の教科学習やカリキュラムの枠を外し、時には学外行事さえ活用しながら、主体性や思考力、国際的視野、問題発見・解決能力を養う、同校らしい新しい教育プロジェクトです。
その“神戸龍谷らしさ”の最大の特徴は、「これが『KRiP』だ」という明確な規定がないこと。良いと思ったものは何でもやる!というスタンスで、その学びが生徒のためになるならば、それはすべて『KRiP』なのです。

もうひとつの特徴は、生徒の主体性(学びの意欲)に委ねられているところです。やらされるのではなく、生徒がやりたいと思ったことを、学校として全面支援。現在も多くの生徒たちがそのバックアップを生かしてぐんぐん成長しています。
教育問題に興味があるというOさん(高3)は、国際協力団体の交流イベントや、いじめ撲滅活動、マイクロファイナンス(貧困層向け低額融資制度)、マレーシアでの植林活動などに次々と参加。これらの『KRiP』で、国際問題を自分から知ろうとする気持ちが強くなったと言います。

ボランティア活動を海外でも行いたいというYさん(高3)は、文部科学省の『トビタテ!留学JAPAN』制度を使って1カ月ほどネパールに滞在し、貧困者支援などを行いました。所属する生徒会でも数々の挑戦を重ねており、時間管理力を身につけようと『ノーチャイムデー』を企画したり、近隣他校の生徒会と合同プロジェクトを立ち上げたりと奮闘中。それまで「将来はいい大学に行って、いい会社へ」と漠然と考えていたのが、「貧困国の子どもたちの力になりたい」という軸が定まったと力強く語ります。

生徒たちの学びの束(=クリップ)は、ますます厚みを増していくばかりです。

近隣他校の生徒会と連携して、通学時のバス乗車マナーを向上させるプロジェクトを実施。全国生徒会大会にも参加し「、どうすればみんなのやる気を起こせるか「」理想の生徒会とは」などを話し合っている。

ネパールの子どもたちに不要になった文具を届ける『文具平等』活動。賛同者が増えて全校規模となり、今では1度で1,000点を超す文具が集まる。こうした活動をバックアップするのも『KRiP』の理念だ。

『神戸グローバルチャリティーフェスティバル』は、国際機関、政府組織、企業、NPO・NGOなどが多数参加する西日本最大の国際協力交流啓発イベント。Oさんも実行委員として参加した。

ネパールには約1カ月滞在。各地の学校、孤児院、障碍者支援施設などを歴訪しつつ、2万人を超える死傷者を出したネパール地震の復興支援にも力を入れた。

『ピンクシャツデー』の活動に取り組むOさん。シンボルであるピンクの衣類などを身につけ「いじめを許さない」という意志表示を行う世界的ムーブメントだ。

Yさんが利用した『トビタテ!留学JAPAN』は、文部科学省が主導する近年注目の留学支援制度。“なぜ、どこに留学し、何をして何を得たいのか”を具体的にプレゼンして、その情熱が認められた若者に留学奨学金が給付される仕組み。Yさんはネパールでの教育支援をアピール。

『特進グローバルコース』Oさんは、授業を通じて国際的な社会問題に強く興味を抱くようになり、学外の活動にも積極的に参加。将来はJICAで働きたいと目を輝かせる。

『特進文理Sコース』Yさん。自分と1歳しか変わらないマララ・ユスフザイさん(人権運動家)の活動に感銘を受け、国際ボランティアに力を入れるようになった。生徒会でも活躍中。

首都カトマンズ以外の地方の学校も多数訪問。同じネパールでも、地方へ行くと貧富の差はさらに激しい。報道や机上で得られる表面的情報だけでは見えない隠れた真実を目の当たりにし、より支援への思いを強くした、とYさん。

『文具平等』で集めた文房具を現地の子どもたちに手渡すYさん。「こうした活動を通じて、貧困国の子どもたちに将来の選択肢を作る仕事がしたいと思うようになりました」

Yさんが植林ワークキャンプで訪れた、ネパールの貧困地域。電気も水道も満足に整備されていない環境の中で滞在したことで、帰国後は自ら節水・節電するだけでなく、周囲にもそれを促すようになったという。

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