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進学通信No.64-京都橘中学校・高等学校
17
5月
  • 進学通信No.64-京都橘中学校・高等学校
  • 2016 . No.64 . PICK UP TOPIC . 京都橘 . 進学通信 .
京都橘中学校・高等学校
国際教育にも力を入れる同校では、中学で英語力と表現力を重点的に養成し、年2回、英語の検定試験を行っている。多目的教室をはじめ、全教室にインターネット環境と液晶プロジェクタが設置されており、授業ではICTを使ったコミュニケーションやプレゼンテーションのスキルを磨いている。

年3回実施する面談では、生徒の夢や目標、各学期の過ごし方などを相談。先生は、目標実現のために必要な知識や現状の学力、進路についてアドバイスし、生徒たちのモチベーションを支えている。

高3希望者対象の『進学アカデミー』は、放課後に行われる外部講師による特別プログラム。60分、80分の各講義が毎日開講されており、志望校に応じた受験対策の指導を受けることができる。あわせて『進学特別講座』も開講している。生徒たちが互いに良い刺激を与え合い、大学受験へのモチベーションと学力を高め合っていく効果もあるという。

6年一貫の『Vコース』第1期生が卒業した2016年度入試の大学合格者数。前年に比べて、国公立大学は2倍以上、難関私立大学は1.5倍以上と大幅に合格者数を伸ばしている。「今後は、全体の大学合格実績アップとともに、東大、京大をはじめ医学部合格者数も増やしていきたいと考えています」(三輪校長)

全生徒に配布している『TM手帳』。週単位の目標や毎日の学習の時間・内容を書き込む欄があり、PDCAサイクルを通じて、生徒たちは正しい生活習慣や自学自習の習慣を身につけていく。生活や勉強の振り返りの資料としても活用している。

現役監督として高校女子バレーボール部を全国大会に導くなど、同校の教育方針である文武両道を体現している三輪校長。「スポーツも学習面も、早期からきちんと指導することで大きく伸びていきます。今回、大学合格実績が伸びたことで、後輩も刺激を受けているので、より切磋琢磨していくと期待しています」

自ら学ぶ習慣を重視している同校では、図書室や自学自習センター(写真)など校内に豊富な自習スペースを設置している。なかには、毎朝、始業前に友人たちと集まって自習する生徒もいるという。

2010年に中高一貫の『Vコース』を新設した同校。〝自立・共生〟を基本理念とした伝統に加えて、近年は新しい教育を取り入れてきました。Vコース第1期生を含む今春の卒業生たちは、さっそく大きな成果を残したそうです。「成果としては、国公立大学の合格者数が大きく伸長しました。2015年度入試では34名でしたが、Vコースの第1期生が加わった2016年度は71名が合格しています。生徒たちがしっかりと目標を持ち、頑張ったのです」
(三輪欣之校長)

高校からの入学者には、特進の『Sコース』、英数特進の『Bコース(現、特別進学『Eコース』)』、総合進学の『Aコース』を設置しています。2015年に比べて2倍以上の国公立大学合格者を輩出した背景には、中高一貫『Vコース』の設置とともに、全校で行ってきた教育改革があります。
そのひとつが『進学アカデミー』の導入です。これは、『Vコース』『Sコース』の高3希望者を対象とした受験対策プログラムで、毎日、放課後に外部の講師から講義を受けることができるというものです。

「講師は、受験対策指導で実績のあるプロの方々に来ていただいています。本校では、生徒の第1志望を実現するための進路指導を徹底しており、講師の方々にも本校の方針に応じた指導をしてもらっています」
『進学アカデミー』は、単なる特別講義ではなく、同校における進学指導全般についても大きな影響を与えています。「受講した生徒たちは学習意欲が高くなります。さらに、お互いに切磋琢磨し、チームとして受験に向かっていく雰囲気が生まれていきます。講師のノウハウは、本校の教員も参考にしています」

また、受験態勢の基盤となっているのが、普段の学校生活です。同校では、5年前から中高を通じた『橘メソッド』という教育を導入し、生徒たちの学力や人間力を育んでいます。

中学では「自ら学ぶ力」「学び直し」「目標と計画づくり」「進捗確認と面談」という4つのテーマのもと、計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)を行うPDCAサイクルを通じて力を高めています。たとえば、始業前の時間の使い方。入学後はホームルームや朝読書を行い、生徒が学校に慣れてくると朝テストに移行します。授業→復習→朝テスト→朝テストのケアというサイクルが生まれ、学習内容を定着させていくのです。

また、生活計画や学習計画と目標、日々の出来事をメモする『TM(タイムマネジメント)手帳』を全生徒に配布。中学の間は毎日、高校では週1回先生が確認し、目標達成度や課題をチェックし、アドバイスを書き入れ返却します。生徒は目標を設定し、達成に向けて頑張っていきます。年3回の個人面談では、本人の思いや長期の目標設定について相談しています。「特に中学3年間は、生活指導を重視しています。正しい生活習慣を身に付けるためには、目標を設定したうえで、PDCAのサイクルをくり返し行うことが大切です。その点で『TM手帳』は上手く機能しており、生徒たちは自覚をもって学校生活や勉強に取り組んでいます」

目標設定や人間力の養成には、幅広い経験が必要となります。同校では、最先端の研究機関や企業を訪問する企業体験・職業体験などを実施。また、バレーボール部や吹奏楽部など全国レベルの実績を残すクラブを有する高校はもちろん、中学でもクラブ活動を奨励しています。「文武両道が本校の方針で、Vコースでも80~90%の生徒が入部しています。毎年、サッカー部やバスケットボール部は人気ですし、高校の生徒と一緒に活動する太鼓部もかなり力をつけているようです。好きなことに打ち込み、先輩や後輩と触れ合うことは、生徒たちにとって貴重な経験になります」

これらの教育を通じて、確かな成長を遂げている生徒たち。三輪校長は今後についても大きな期待を寄せています。「高校では国公立大学進学者、『Vコース』では医学部志望者が増えているので、今後も進学実績はさらに伸びると思います。現在、中高の生徒を1200人規模にする『プラン1200』を進めています。そのためにも、環境づくりを含めて、さらに魅力ある学校にしていきたいと考えています」

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