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進学通信No.64-親和中学校・親和女子高等学校
16
3月
  • 進学通信No.64-親和中学校・親和女子高等学校
  • 2016 . No.64 . 卒業生インタビュー . 親和 . 進学通信 .

OGとして、現在母校で教鞭をふるう先生方。
生徒として在校していた当時の思い出や、変わらない母校の魅力を語っていただきました。


 個性を生かし一人ひとりが輝ける場所 

●この学校に入学した経緯を教えてください。

上治先生 母が卒業生で、幼い頃から親しみがありました。高2のときが一番楽しかったらしく、クラス替えをしないよう、みんなで校長室へ直談判に行ったとか(笑)。当時から生徒の主体性を認めてくれる、自由な雰囲気だったのでしょうね。
織田先生 しっかり勉強させてくれて、進学やその先の未来で、幅広い選択肢が持てる学校だと思ったからです。

●思い出深い学校行事は何ですか?

上治先生 学年の垣根を越えて行うクラス対抗の球技(バレーボール)大会です。先輩のクラスと対戦して緊張したり、後輩には負けたくないと闘志を燃やしていましたね。試合に出ない生徒もおそろいのT シャツや手作りのハッピを着て応援し、クラスの心が一つになって盛り上がります。結果よりもそのプロセスが楽しいのは今も変わりません。
織田先生 文化祭は毎年感動しますが、特に高3の文化祭。私は理化部の部長を務めていて、来場者にスライム作りや、手作りのプラネタリウムなどを体験してもらいました。問題が発生するたびに、仲間たちと乗り越えて迎えたあの年の文化祭は、特に印象に残っていますね。


上治先生が思い出深い行事に挙げられた、白熱する球技(バレーボール)大会。毎年7月に開催される。クラスメートの心が一つになれる人気の行事。みんなでおそろいのうちわやTシャツなどで応援!

上治先生 中学の宿泊旅行も思い出深いです。ウォーキング好きな先生の提案で信州の雪山を1日かけて歩きました。抜けるような青空の下、道なき道を先生に続き友だちと励まし合い、ひたすら歩くという…。あの空気感は、今でも手に取るように鮮明に憶えています。
織田先生 宿泊旅行といえば真っ先に思い出すのが、夕食後のレクリエーションです。私のクラスはなぜか“組み体操”。何日も前からみんなでフォーメーションを考え、1人でも休むと練習できないので体調管理も万全にして頑張りました。

今、母校で教員になり、改めてこの学校でよかったと思うことは何ですか?

織田先生 行事やクラス発表は生徒主導で、先生はサポート役。“周りを意識しすぎることなく、積極的に自分を出せる”のがこの学校の良さです。自分たちですべて何でもしなければならないので、誰もが輝ける機会がありますね。
上治先生 個性や特技を生かして役割分担し、そこからリーダーが生まれるという感じは、今も変わりません。力仕事も女の子だけでやりますし、独りよがりにならず全体を見て動けるようになります。


クラス対抗で行われる9月の体育祭は、出場する生徒も応援する生徒も熱が込もり、学校全体で盛り上がる。

ほかに伝統的に受け継がれていることはありますか?

上治先生 旧校舎(昔は神戸・元町にありました)に生徒が身だしなみを整えるための『整容室』がありました。現在もその流れを踏襲し、各階の廊下に全身映せる大きな鏡が設置されています。「人前に出るときは、いつも女性としてきちんとした美しい姿で」という教えが受け継がれています。
織田先生 『白カバン』(制鞄)も変わりませんね。明治時代は白いふろしきを使っていたとか。
上治先生 文化祭のエンディングで踊る「マイムマイム」と並び、高3が最後の体育祭で踊るダンス「カレドニアン」も伝統があります。生徒がお世話になった先生に「一緒に踊ってください」とお願いをして一緒に踊ります。私たちは今、招かれる側に立ち、毎年、涙で生徒と感動を分かち合っています。中1が入学のお披露目として踊る「カドリール」というダンスもかわいいですよ。


5月3日に行われる文化祭。そのエンディングを飾るのが『マイムマイム』。最初は小さな輪が最後には大きな輪に。“涙あり、笑いあり!!”の感動の連続であり、親和生の絆を感じることができる象徴的なものとなっている。


 夢の実現を全力でサポート 

卒業後の進路を決めた理由と、教師になったきっかけを教えてください。

上治先生 家族全員が理系出身なので自然と理学部を受験。人と話すのが好きなことや、長く続けられる仕事として教師になりました。数学科を選んだのは、その面白さを教えてくれた恩師の影響かもしれません。
織田先生 理科が大好きで理系へ。本校は女子校ですが、理系進学の生徒が多いので、ためらいはなかったです。高校の生物の授業で菊を1枚の花びらから再生させる実験をしたら、みごとに新しい花が咲き、生命力のすごさを実感しました。その感動を私も生徒に伝えられたら…と、授業ではできるだけ実物を見て触れて確かめながら進めています。

教師になって良かったことはありますか?

上治先生 女の子が少しずつ大人になっていく大切な6年間をともに過ごせることです。卒業後も気軽に来校し、何でも話してくれます。彼女たちの成長を見ることができるのが何よりの喜びです。
織田先生 私が初めて受け持った生徒が社会で羽ばたいていく年齢になりました。親和での6年間で得た力を存分に発揮して就職活動や国家試験の受験に向けてがんばっている姿を見ると、教師になって本当によかったと思います。


ギター部の演奏(文化祭)。織田先生も生徒時代に所属。

中高時代に取り組んでおいた方がよいと思うことがあれば教えてください。

上治先生 クラブ活動と勉強を両立させるなど“何かを続けてやり遂げた”という経験をつくることだと思います。本校には運動部と文化部合わせて30のクラブがありますので、何かに打ち込んでほしいですね。私もギター部に所属して、充実した日々を過ごしました。
織田先生 本校ではクラブ活動や授業でも発表する場がたくさんあるので、そのような自分を表現できるチャンスをどんどん活用していってほしいです。私はもともと、人前で話すのが苦手だったので、まさか教師になるなんて思ってもみませんでした! 親和ではそのような機会がたくさんあったので、克服できたのだと思います。

●最後に、受験生へメッセージをお願いします。

上治先生 自分の人生に良い影響を与える、先生や友人にたくさん出会える学校です。多岐にわたってチャレンジするチャンスがありますので、親和で一緒に夢を見つけましょう!
織田先生 私たちがみなさんの夢の実現を全力でサポートするので安心して来てください。お会いできるのを楽しみにしています。


左:上治佳世子先生(数学)/神戸大学理学部卒業
「数学が自分たちの生活とかけ離れた世界だと感じさせないために、身近な例を挙げて授業を進めています。生活に“公式”は必要なくても、数学の論理的思考は、いろいろな考え方のベースになっていきます」
右:織田香中子先生(理科・生物)/神戸大学農学部卒業
「中学の恩師から『女性も仕事を持ち、自立して生きていくことが大切。知識は前進するときの糧になる』と言われたことが印象に残っています。あちこちで卒業生の活躍を耳にすると心強いです」



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