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進学通信No.64-賢明学院中学校・高等学校
13
3月
  • 進学通信No.64-賢明学院中学校・高等学校
  • 2016 . No.64 . PICK UP TOPIC . 賢明学院 . 進学通信 .

 カトリック精神に基づき、個々の可能性を伸ばし、21世紀に通用する総合的な力を育む同校。最上を目指して最善の努力を尽くす「THE BEST」をモットーに、今年度より中学に先行型授業で高度な問題発見・解決力を身につけ、将来のリーダーを育成する『プロヴィデンスコース』と、基礎学力を定着させ、行事やクラブなどで個々の才能を伸ばす『グレイスコース』を導入。その取り組みの一つとなるのがICT 活用教育プログラム『i3(アイキューブ)プロジェクト』です。
「単にタブレット端末やパソコンを使った授業ではなく“Intelligence(知性)× Interesting(興味)×Interface(相互)”を組み合わせて「書く」「表現する」「操作する」力を養い、実社会で活躍できる力を育むことがねらいです」
(ICT教育推進センター長・歌丸茂雄先生)

 


「表現する」「操作する」をグループ学習で実践するのが『クエストエデュケーションプログラム』。1年間をかけて企業からのミッションや実在の企業や著名人を題材に、自ら感じ、考えたことをまとめて発表します。その先にあるのが他校とプレゼンテーション力を競う、全国学生コンテスト『クエストカップ』。インターネットやパソコンソフトを用いて情報収集→問題点を考えてまとめる→発表する、という一連のサイクルは、社会で必要とされるスキルのため、これを中学のうちから経験しておくのです。
「『クエストカップ』には基本的に全ての作品をエントリーします。プレゼンは前に出て話すことだけでなく、台本を考える・作品を作る・PC を操作する等の担当もいます。それらがチームとして団結し、自分自身の得意分野でそれぞれがリーダーシップを発揮してくれるのが非常に面白いですね」(歌丸先生)


●写真●『クエストエデュケーションプログラム』は、対象となる企業や人物について調べ、プレゼン用のソフトなどを用いてまとめて発表。中1と高1が「私の履歴書」、高2が「企業」を題材に、まとめる力だけでなくチーム力も競い合う。プレゼンテーションは、寸劇を盛り込むなど個性あふれる演出で行うグループも多く、練習を重ねて『クエストカップ』全国大会出場を目指す。写真は高1のグループ学習。日本経済新聞に掲載された「私の履歴書」から、興味のある人物について調べて発表。事前に資料を読み、仲間とクイズを出し合うなどしながら理解度を深めていく。

「高3の推薦入試などで進路が決まった生徒にもクラスを超えて卒業課題として参加させます。また、中1で再度挑戦したいとクラブの取り組みで参加しているE.S.S部に入部し、リベンジをねらおうとするほど熱心な生徒も出てきました」(歌丸先生


また、全生徒に手帳『NOLTYスコラ手帳』を配布。“書くこと”でスケジュール管理や学習の振り返りなどを習慣づけています。昨年はその活用方法を競う『手帳甲子園』(NOLTY 主催)の取り組み部門で、同校が最優秀賞に選ばれました。
「自然と手帳に書き込む習慣がつき、自主性・計画性のほか、情報整理力・文章作成力が身につき、学力アップにもつながってきたのです」(歌丸先生)
●写真●また、全生徒に手帳『NOLTYスコラ手帳』を配布。“書くこと”でスケジュール管理や学習の振り返りなどを習慣づけています。昨年はその活用方法を競う『手帳甲子園』(NOLTY 主催)の取り組み部門で、同校が最優秀賞に選ばれました。
「自然と手帳に書き込む習慣がつき、自主性・計画性のほか、情報整理力・文章作成力が身につき、学力アップにもつながってきたのです」(歌丸先生)


今年度から、各教科で学習動画『i3movie』の配信を始動させます。これは、日々の授業に密着した、授業の問題解説や学習内容のまとめの動画を各先生が作成し“わからないをゼロ化”する復習教材として役立てていきます。
「学習している中でいつでも調べられ、わからないから後回し、放置する、が無くなるのが最大のメリット。本校ではサッカー部や女子バスケットボール部など、全国レベルで活躍している生徒が多くいますが、部活動に特化したクラスは設けていません。クラブと学習を両立させたい生徒のために活性化していきたいですね。実験段階では生徒からの評判も上々で、今後は予習教材化、『反転学習』『アクティブラーニング』型授業のベースとなるように作成、通常授業を拡張する中で、さらなる学力向上に役立てたいですね」 (教頭補佐・豊島美苗先生)●写真●オリジナル「学習動画」は好きな時間にタブレット端末やスマートフォンから見られるようになる。また、リクルートの『スタディサプリ』も閲覧でき、弱点を補完する自学自習が行える。


また創立以来、英語教育に定評のある同校。中学ではコースやクラスを解体して習熟度別授業を展開し、普段から英語に親しむため、ネイティブ教員2人のティーム・ティーチングで実践的なコミュニケーション力を養っています。平日の放課後は『English lounge』を開放し、ネイティブ教員と気軽に話し合える環境も整えています。ランチタイムにはE.S.S部が英語でラジオ番組を放送するなど、生徒にとって英語は日常の一部になりつつあります。


●写真●月~金曜の放課後に、校内留学と称し、ネイティブ教員とフリートークできる『English lounge』を開放。スピーチコンテストや英検の指導、国際教育の一環として、地元堺市の歴史や文化を調べ、新聞記事にまとめている『サカイズム』の英語版プレゼンテーションの練習も行うなど、使い方はいろいろ。

「短期海外研修、長期留学のサポートはもちろん、各国から留学生を受け入れ、学年ごとにホスト役を振り分けています。留学生と友だちになりたくて苦手な英語を猛勉強し、英検3〜4級を飛ばして2級に合格した生徒もいます。2020年度からの大学入試では英語の4技能「読む」「書く」「聞く」「話す」力が問われます。そのため、従来TOEIC© を受験していましたが、4技能の能力を測定できる『GTEC』に切り替え、将来の受験に向けた対策を行っています」(豊島先生)

「自分のために勉強する」という生徒一人ひとりに刻まれたこの自主性が、昨今のめざましい進学実績となって表れているのでしょう。

●写真●ネイティブ教員2人のティーム・ティーチングで実践的なコミュニケーション力を身につけている。「朝の祈りや聖書朗読は週3日オールイングリッシュ。親しみのある言葉をネイティブの発音で何回も聞くことで発音域が耳に残り、ヒアリング力・スピーキング力の向上に自然とつながります」(歌丸先生) 



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