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進学通信No.64-神戸国際
06
3月
  • 進学通信No.64-神戸国際
  • 2016 . No.64 . PICK UP TOPIC . 神戸国際 . 進学通信 .

豊かな国際感覚を持ち、チャレンジ精神にあふれた未来を切り拓く女性の育成を目指す同校。開校以来、英語・フランス語を必修とする専門性の高い外国語教育を展開しています。

 その成果を示すものとして、学外でのコンテストにおける同校の生徒たちの華々しい活躍が挙げられます。今年も兵庫県の私立学校の生徒を対象とした『レシテーション・コンテスト』(中学生対象)や『スピーチ・コンテスト』(高校生対象)、全国の高校生・大学生対象の『ホノルル市長杯 全日本青少年英語弁論大会』で、同校の生徒が受賞しました。その生徒たちの話からは、同校の多彩な外国語教育の中でも特に、毎年2月に開催される中1~高2の『オラトリカルコンテスト』や、高1の『ニュージーランド国立ワイカト大学英仏語学研修』が、重要な位置づけにあることをうかがい知ることができます。
 『オラトリカルコンテスト』は、全校生徒を前に、中学生の学年代表が暗唱を、高校生の学年代表がスピーチを披露するものです。前述の『レシテーション・コンテスト』で2位に輝いた中3・M さん、『スピーチ・コンテスト』で3位を獲得した高3・T さんは、「オラトリカルコンテストでの優勝を機に自信が芽生え、英語を話すことが楽しいと感じられるようになりました」と話します。
●写真●『英語レシテーション・コンテスト』で、昨年に引き続き2位を獲得した中3・Mさん。「聞いている人が楽しめるよう、表情に気を配りました。先生の前で話し、表情が硬くなっていたら指摘してもらったり、自分で鏡を見ながら練習したり…。正直優勝できずにくやしい気持ちもありますが、このくやしさを次につなげたいと思っています」

●写真●「ストップ! 地球規模の環境汚染 E n d i n g Worldwide Pollution」をメインテーマに掲げた『ホノルル市長杯 全日本青少年英語弁論大会』。全国120名の応募者のうち、地区ブロックを経て選出された計8名のみがステージに立つことができる。Oさんは、母親の母国であるフィリピンにおけるゴミ問題の解決に向けて、皆が2R(Reuse and Recycle)を心がけること、自分の国のゴミを他国に輸出しないこと、さらに、ゴミが燃やせない国への支援などに関わる国際的な法律の制定を提案した。

●写真●学外コンテストにつながるステップとなっている『オラトリカルコンテスト』。各学年の代表数名が出場する。「中3では世界的に歴史に残る人物の演説を暗唱するので、社会問題に目を向けるきっかけにもなります」(Nさん)


また、もともとは英語が得意ではなかったT さんが、英語の勉強を頑張りたい、『オラトリカルコンテスト』に出場してみようと思うきっかけになったのは、ニュージーランドでの研修だったそうです。
「研修では1家庭に1人ずつ滞在します。ホストファミリーと仲良くなれたのですが、英語を話せなければ思うように意思疎通ができないということを痛感。帰国後は、英語の勉強に意欲的に取り組むようになりました」(T さん)
 『スピーチ・コンテスト』で2位だった高2・N さんにとって『オラトリカルコンテスト』は、「授業で学んだ英語をツールとして生かせる貴重な場」。授業やコンテストで培った英語力をベースに、中2の頃から学外のコンテストに挑戦し、高1の時には、官民協働海外留学支援制度『トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム』の派遣留学生に選出されました。そのカナダ留学での経験を生かすことで、ニュージーランド研修を有意義なものにすることができたと言います。

2016年6月に行われた兵庫県私立中学高等学校連合会 英語教育研究会主催の『英語レシテーションコンテスト・スピーチコンテスト』。高校対象の『スピーチ・コンテスト』で、高2のNさんが2位、高3のTさんが3位に輝いた。
「自分らしいスピーチを追求。先生に見ていただきながら練習をくり返していると、着実に身についていることを実感できました」(Nさん/写真右)
「課題は発音。昼休みを利用してネイティブの先生にスピーチを聞いていただき、問題があるところを指摘してもらいながら練習を重ねました」(Tさん/写真左)


 そして、こうした外国語教育と同様に、生徒たちの活躍の大きな原動力となっているのが、教員のきめ細かいサポートです。『ホノルル市長杯 全日本青少年英語弁論大会』で2位を獲得した高2・O さんは、「人前に立つことが苦手だった私が出場しようと思えたのは、先生が背中を押してくれたからこそ。英語が飛び交う環境で育ったので、日常英語は話せますが、大会でのスピーチを経て、ていねいな英語も話せるようになりたいと思うようになれたことは大きな収穫です」
 と語ります。また他の3名は、教員の強力なバックアップのもと、自分らしさの表現方法や発音、表情など、それぞれの課題克服に取り組んだそうです。


●写真左●同校の外国語教育では“話す・聞く・書く・読む”の4技能を向上させ、実践的な運用能力を身につけることを重視。音楽と美術の授業を英語で学ぶ中学の『イマージョン教育』をはじめ、英語を身近に感じられる環境が整えられている。
●写真右●『オラトリカルコンテスト』と同時に開催される『フランス語リサイタル』。中学が劇、高校はミュージカルと暗唱を披露する。「こうした一つひとつの取り組みを乗り越えることで自信をつけ、希望の進路に進み、社会に貢献してほしいと思っています」(入試広報部・中 恭子先生)


 同校の外国語教育、そこで得られる経験は、個々の未来を切り拓くうえでの大きな糧となっているのです。

左より、中3・Mさん、高3・Tさん、高2・Nさん、Oさん。
「英語に対する興味が高まり、外国の映画をよく見るようになったのですが、それらを通じて、外国の人々と交流できる仕事に就きたいなという思いが芽生えました」(M さん)
「頑張ったぶんだけ成果が得られることを身をもって知り、何事においても、より上を目指すようになりました。この姿勢で大学受験に臨み、学芸員になるという夢をかなえたいと思います」 (T さん)
「臨床心理士を目指していましたが、それだけにとどまっていられないと考えるようになりました。あらゆることにチャレンジし、視野を広げ、感受性を高めて、自分にしかできない職業を見出せたらと思っています」(N さん)
「長期休暇のたびに、母の故郷であるフィリピンに帰ります。そのなかで芽生えた貧困問題への関心が、コンテストを通じてさらに高まり、将来の目標が明確になりました。国連関連の仕事に就くという夢に向かって、まい進したいと思います」(O さん)



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