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進学通信No.64-金蘭会
05
3月
  • 進学通信No.64-金蘭会
  • 2016 . No.64 . アクティブラーニング . 進学通信 . 金蘭会 .

創立以来、対話力のある知的な女性を育てる同校。同時に次世代に対応できる学力をつけるため、ICTツールを使って双方向型の授業を行い、自ら学ぶ意欲を高めています。

 同校では、中学校のすべての教室に電子黒板を導入し、デジタル教科書や画像、動画を用いて生徒の好奇心を刺激し、仲間と教え合う協働型・双方向型の授業を進めています。
 今年度から中1で1人1台のタブレット端末(iPad)を配布。授業中、問題を解いて送信すると、黒板に全員の解答が映されるので、生徒たちは正解やスピードを競い合うように積極的に取り組みます。答えが間違っているときは、誰かが必ず指摘してくれるのです。
 これまで板書を写すことに費やしていた時間は演習やグループワークに回せ、深みのある授業が展開されるように。宿題も答えを先生に送信すれば添削して返信されるので、家庭学習も自分のペースで進められるのです。

「わからないところはすぐに辞書機能で調べられる」「英語のアプリが楽しいから家でも積極的に勉強している」「学校を休んだときも先生から授業内容を書いたメールがきたから安心」などと話す生徒たち。中でも圧倒的に多かったのは「みんなの考えが共有できるので、意見交換がしやすくなった」という感想でした。

そして、同校がアクティブラーニングの基本と位置付けているのが、ICT環境を導入する前から実施している教育プログラム『7つの習慣J』と『Critical Thinking(批判的思考)』です。
『7つの習慣JR』は、スケジュールや目標の管理能力、聴く力、選択する力、優先順位を決める力などを育み、自立心を養うもの。『CriticalThinking 』は、与えられた課題についてあらゆる角度から論理的に考え、皆が納得できる答えを導くもので、今後はICTツールと絡めて展開していくそうです。

「本校のアクティブラーニングのルールは “傾聴・承認・質問”です。つまり、友だちの意見は決して否定せずに最後まで聞き、関心を持って質問して、発言しやすい環境を自分たちでつくっていきます。どの授業でもそれができているか確認します。今後、社会に出たときに一番大切なのは人の話を素直に聞き、受け入れることができる人間力のある人物ですから」(中学部長・上松隆司先生)


 論理的思考力を身につける『Critical Thinking』

与えられた課題について論理的に考え、皆を説得できる答えを探す。
「たとえば、本校では中学低学年は校内で販売するアイスや栄養補助食品の購入禁止などのさまざまなルールがあり、学年が上がるにつれて緩めています。それがなぜダメなのか、みんな考えるのもCritical Thinkingのひとつです」(上松先生)


正しい習慣を身につける『7つの習慣J』

校長先生をはじめ“7つの習慣J”を教える専門の資格を持つ教員の指導で、やる気や継続力を身につける。「7つの習慣のひとつ“終わりを考えてから始める”は、週の初めに目標を決めて生活し、週の終わりに振り返りシートで確認するというもの。自分の考えや目標がしっかり持てるようになってきます」(上松先生)


ICTスキルとコミュニケーション力を育む


中1の数学では、生徒の解答が電子ボードに次々と映し出され、全員そろったところで、一人ずつ答え合わせがスタート。なぜその答えになったか、なぜミスをしたのかを皆で話し合い、考えていく。

iPadを使って4技能(読む・書く・話す・聞く)を学習する中1の英語。「アニメで単語を覚えたり、チャットをしたりとゲーム感覚で学べるアプリもあり、勉強をするのが楽しみになりました」「わからない単語はすぐに調べられるし、長文読解も友だちと相談しあえばいろいろな意見が出てきます」と、積極的に学習に向かう姿勢が定着しつつある。



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