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進学通信No.64-奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校
02
3月
  • 進学通信No.64-奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校
  • 2016 . No.64 . School Update . 奈良学園登美ヶ丘 . 進学通信 .

小中高12年一貫教育を採用し、体系的に広い視野から国際交流活動を行っている同校。国際人への第一歩を踏み出すには、単なる語学力だけでなく、コミュニケーション力や社会常識が必要です。そのため同校では、中1から国内の宿泊研修を積み重ね、人々とふれあう機会を設けています。


宿泊研修はグローバル教育への入り口

中1のハチ高原オリエンテーションで集団生活のルールを身につけ、中2の白浜研修は、キャリア教育も兼ねて、近畿大学水産研究所へも足を運びます。中3の沖縄研修では、戦争や基地問題について地元の人から話を聞きます。これらの研修で学んだことを、学年ごとに文化祭で発表しています。
高1で実施される『イングリッシュキャンプ』では、習熟度別にネイティブ講師とオールイングリッシュの3日間を過ごし、英語に慣れ親しみます。


中2は白浜、中3は沖縄(写真左)、高1イングリッシュキャンプ(写真右)など、中1〜高2まで毎年行われる宿泊行事。中学では幅広い学びをテーマに、高校では国際教育をテーマに、語学力や異文化理解力を養っている。


中2の白浜研修では、マグロやクエを完全養殖する近畿大学水産研究所に行き、養殖魚に寄生する微生物や白浜の海の水質、水流などについて話を聞いた。「帰ってからパワーポイントでまとめ、文化祭で発表します。生徒がお世話になった近畿大学の先生に招待メールを送ると来てくださり、人と人とのつながりの大切さも学びました」(古川校長)


グローバル教育の成果を見せる

高2『オーストラリア語学研修』

そしてこれらの取り組みの集大成となるのが、高2の『オーストラリア語学研修』です。2週間の滞在中は、1人1家庭のステイ先から現地の学校に通います。日本語が通じない環境で、自分ができることとできないこと、上手なコミュニケーションの取り方などを実体験から学びます。
「本校に入学した理由の一つに、高2のオーストラリア語学研修を挙げる生徒も多く、事前学習の異文化交流セミナーでは、できるだけ快適な2週間を過ごすため、歴史や文化・生活習慣の違い、ホームステイ先での家族との接し方なども徹底的に学びます」(古川謙二校長)


【写真左】「日常生活のサポートを行う現地のバディと過ごす中で、生徒たちはいかに英語ができないかがわかるはず。この苦い経験から、英語の重要性、そしてグローバル社会で生きるには何をしなければいけないのかを知ります。この語学研修をきっかけに外国の大学に進学したいという生徒も出てきます」(古川校長)
【写真右】滞在中は1人1家庭でホームステイ。日本語が通じない環境で、生徒はどのようにして自分の気持ちを伝えるかを考えます。そこから自立心が芽生え、皆、一周り成長して帰国する。


オーストラリアでは、現地のカレッジの生徒と交流を行い、休日はホストファミリーと身振り手振りを交えてコミュニケーションを取りながら英語に慣れていく。


ホスト役となり北京の中学生と交流

海外校との交流もさかんで、高2がオーストラリアで訪問した高校から留学生が毎年やってくるそうです。また、今年は北京師範大附属実験中学の生徒が来校し、高1生がホスト役を務めました。他にも、小学校に来たモンゴルの子どもたちと行った中高室内楽部の合同演奏会も大好評だったそうです。
 自然体で世界の人々にとけ込める環境と、そこで身につく力こそが、グローバル時代にふさわしい力となっていくのです。


6月には、北京師範大附属実験中学の生徒82名が2日間来校。ホスト役は高1生で、英語・日本語・中国語を使いながら、意思疎通を図ろうとする姿に頼もしさを感じる。
高1と一緒に初日は、国語と体育の授業を受け、バスケットボール、バドミントン、バレーボールに分かれてクラブ活動を体験。
「芸術(音楽・美術・書道)の授業も受けてもらいましたが、書道はさすがに中国の生徒は上手でスラスラと書いていました」(古川校長)


さまざまな年齢が集うキャンパスだからできる“異学齢交流”

奈良学園登美ヶ丘キャンパスには、幼稚園から高等学校までがあり、天然芝の多目的グラウンドでは小学5・6年生対象の『奈良登美サッカースクール』が行われています。中高サッカー部員がサポートに入り、小学生と接しながら思いやりの心を育んでいます。
また、“体育の先生と遊ぼう”と称して中高のサッカー部の顧問が幼稚園児を指導し、ときには中高部員も参加。「よいことをしたら“グリーンカード”がもらえるので園児は大喜びです」(古川校長)