この研修旅行で、北海道を訪れたのは高2の183名の生徒たちです。高2では昨年まで、野外活動として信州の乗鞍・上高地を訪れていましたが、今年から北海道に変更となったのです。
「2015年、本校は創立50周年を迎えました。これを機に教育改革に取り組み、改革の一環として野外活動の見直しも行いました。野外活動は、中1から高3までキャンプと徒歩訓練に取り組んできましたが、改革テーマを『より楽しく、より深く』として、高2の野外活動が北海道になったのです」 (大中章教頭)
北海道自然研修が実施されたのは6月上旬。3泊4日の日程で、農業や酪農、漁業を営む一般家庭での民泊体験(1泊)や、地域産業体験、トレッキングなどの自然学習体験、洞爺湖、昭和新山の見学など盛りだくさんの内容です。高2を代表して4人の生徒に感想をお聞きしました。
「見るものすべてが新鮮で、とても楽しい経験ができました。また民泊体験をしたいです」(Aさん)。
「民泊は最初は不安でしたが、最高に楽しかった!民泊以外でも素晴らしい体験ができ、北海道の大自然を全身で感じました」(Bさん)。
「自然の中で生きている人の強さと優しさを感じました。大阪ではできない体験ばかりで楽しかったです」(Cさん)。
「お別れの時、ホストファミリーのお父さんが『北海道の父と思って、またおいで』と言ってくださったのが心に残っています」(Dさん)。
表情豊かに語る姿から、一人ひとりが体験を通じて何かを感じ、学んだ実りある研修であったことがひしひしと伝わってきました。
ニセコ神仙沼トレッキングでのスナップ写真。山岳ガイドの案内で、生徒たちは大自然を満喫。
ルスツリゾートでカヌー体験も。「カヌーに乗っていると大自然を感じることができました。カヌーに乗ったのは初めてで、最初は上手にできなかったけど、教えていただいて少しずつ慣れました。川面を伝ってくる風が、気持ち良かったです」(Bさん)
北海道に到着した日、新千歳空港から直行した『ノーザンホースパーク』。「乗馬体験のとき、引き綱を持ってくださっていた係の人が、『馬から降りるときは、ありがとうと言って頭を撫でてあげると馬と心が通じるよ』と教えてくれました」(Cさん)乗馬だけでなく、サイクリングやシューティング体験、アスレチックなどもあり、各自が自由に行動した。
宿泊したホテルでは、ガラス工芸、レザーワーク、ジャム、ソーセージ、アイスクリーム作りなどの地域産業体験ができる。写真はガラス工芸体験。
研修最後のプログラムはウトナイ湖での自然散策。「自然散策の後、新千歳空港に向かい、2機の飛行機に分かれて伊丹空港へ向かいました。生徒たちは最後まで北海道を満喫していました」(大中先生)
民泊最終日、ホストファミリーの方にお別れのごあいさつをする生徒たち。
初日の1泊の民泊の後は『ルスツリゾートホテル』に宿泊。