中学受験を考えはじめたら・・・

中学受験のいろはの『い』③  ~私立中学校の学習内容って?~

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<独自のカリキュラムが私立学校の真髄!!>

 

中学受験を経て私立中学校に入学すると、ほとんどの場合、高校受験はなく併設高校へ進学する6ヵ年一貫教育を受けることになります。

 

私立学校にはそれぞれ、学習指導要領を尊重しながらも、6年間の学習内容を効率的に学べるように工夫されたカリキュラムがあり、これが学力伸長のヒケツであるとも言えます。

中学と高校の学習内容を全体的に見渡すことで、関連付けて学習させる方が理解しやすい単元を連続して教えたり、高校の学習内容を中学で先取りするなど、理解度・定着度を高めるための工夫が可能になるのです。

最近では、基礎固めを重視し「中学3年間はあえて先取りしない」という指導方針の学校もあり、それぞれの学校がさまざまな方法で生徒の学力向上に取り組んでいることが分かります。

 

朝の授業前や放課後の時間の使い方にも、私立学校の特色が表れます。

 ・授業前の読書で気持ちを落ち着ける学校

 ・前日に学んだ内容を朝テストで定着確認する学校・

 ・放課後に受験指導専門の予備校講師を学校に招いて講習をおこなう学校

 ・自習室を夜遅くまで開放しチューターが質問に対応する学校

など、生徒の学ぶ意欲に徹底的に対応する姿勢が、「私立学校は面倒見がいい」といわれる理由でもあります。

 

また、私立学校では早くから進路目標別のコース制や習熟度別授業、少人数制授業も取り入れています。

入試で一定以上の学力を認められた生徒たちとはいえ、ある程度の学力差があるのは当然。

理解の早い層とじっくり時間をかけて理解させる層に対して、同じ速さで進む授業をしていては、退屈する生徒もついていけない生徒も出てしまいます。

コース制や習熟度別授業は決して学力で序列をつけることが目的ではなく、生徒それぞれが理解するスピードに合わせて授業を展開することを目的にしており、まさに子どもの個性を尊重した指導体制なのです。

 

中学受験に限らず、学校は入学試験の偏差値で序列化されることが多くありますが、重要なのは入学後に「その時点のわが子の学力に合った指導」が受けられるかどうか。

偏差値だけが教育の価値ではありませんが、「偏差値45で入学した子どもを6年間で偏差値55に引き上げるのが得意な学校」もあるということを念頭に置いて、わが子が伸びるタイミングを見極めた学校選びをしましょう。

 

 

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