中学受験を考えはじめたら・・・

中学受験のいろはの『い』②  ~私立中学校の特色って?~

illust2028_thumb

<私立中学校ってホントにいろいろ!>

 

私立中学校と聞いて、どんな学校のイメージを思い浮かべるかは人それぞれですが、実際には関西2府4県に約150校ある私立中学校を画一的なイメージでくくることはできません。

名前を聞けばだれでも知っている有名進学校ばかりが想像されがちですが、大学付属の一貫教育校など、大学入試に特化した受験対策を行わなくてもいい分、探究的な学習や論文作成などの「“唯一の正解”がない問題」にみっちり取り組む学校もあります。

 

ミッション系や仏教系に代表される宗教の基盤を持つ学校では、日々の礼拝や宗教行事などを通じて、学力だけでなく人間としての生き方の指針を学ぶ機会があります。

宗教系の学校を卒業して社会に出た方々からは、「在学中は毎日の礼拝も眠いだけに感じていたけれど、仕事で辛いことにぶつかったときには、不思議とお祈りの言葉が自然に頭に浮かんでくるんです」というお話を聞くことも多く、即座に目に見えて効果が表れるものだけが教育ではないことが分かります。

 

他にも私立学校の大きな特徴として、男女別学校の存在が挙げられます。

かつては関西圏にもごく少数(2000年段階で大阪・滋賀・奈良に各1校、和歌山に2校)の公立女子高校がありましたが、統廃合などの影響で今では、関西の男女別学校は私立学校にしかありません。

男女別学校の最大のメリットは、男女の成長過程の違いがもっとも顕著になる12~18歳の思春期から青年期に、男子校は男子の成長過程に合わせた、女子校は女子の成長過程に合わせた教育が受けられること。

もちろん共学校においても男女の発達過程に配慮がなされる場面がありますが、それぞれの性別の成長過程に特化した教育内容と、異性の目を気にすることなくひとりの人間としての成長に専念しやすい環境が、男女別学校にしかない価値だと言えるでしょう。

 

ここで挙げた「進学校か大学付属校か」「宗教校か」「男女別学校か共学校か」は、私立中学校の特色の中でもかなり大まかな分類でしかありません。

次はより具体的に、私立中学校の教育実践のバリエーションを見ていきましょう。

 

 

 【次ページ:私立中学校の学習内容って?