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進学通信No.63-城南学園中学校・高等学校
05
3月
  • 進学通信No.63-城南学園中学校・高等学校
  • 2016 . No.63 . School Update . 城南学園 . 進学通信 .

今年、創立81年目の城南学園。“教育と福祉の城南”として強いブランド力を持つ同校ですが、その土台となっているのが、幼稚園〜小中高、短大・大学・大学院までを擁する一大総合学園であること。さらに今春より保育園も開園したほか、社会福祉法人として特養ホームやデイサービスセンター、保育研究所まで有するなど、まさに学びと実践の場が相互スパイラルを築いた包括的学習ステージといえるでしょう。

保育・福祉と教育分野を軸に学べる、城南学園グループ。今春より保育園も開園し、さらにその広がりを見せる。幼稚園・保育園・小学校・支援学校などの教員免許取得を、一括して学園内でカバーできる強みを持つ。


 各校舎は別々の敷地ながら、グラウンドや体育館は共有しているため、敷地内を幼稚園児から大学生(院生)までが往来する風景もめずらしくなく、家族的な学校生活の温かみを感じさせます。そうしたスケールメリットを最大限に活かした学園間での共同学習もさかんで、例えば幼児教育の道を目指す中高生が現場で実習を積んだり、短大の調理師コースの学生が作った試食会に参加したり、幼稚園児が福祉施設を慰問してお遊戯をしたりと、お互いが与え合う学びの場が形成されています。
●写真●幼稚園での保育実習のほか、大学と中学で連携したワークショップなども多彩。中抜けのない一貫体制を存分に活用した、相互学習環境が魅力。

 そのぶん世代を超えた“縦のつながり”も非常に強く、中学教頭の北川真先生は、「小さな子にはやさしさを、先輩たちにはあこがれを抱く。一人の大人として成長していく過程における人間教育にも大きなメリットがあります」
と語ります。
今後はさらに視野を広げ、グローバルイシュー(世界的社会問題)に対応できる力を持つ生徒を育てていくという。きたる90周年・100周年に向け、総合学園としてさらにその力強さを増していきそうです。
「学校の満足度調査も急上昇し、生徒定員も増やすことになりました」と、総合学園の特性を活かした教育が認められた成果に自信を深める。また「単に大学に受かるための教育とは一線を画しています」(中学教頭・北川真先生)


部活動が中高合同なのも、総合学園としての同校らしさの一端。入部率は非常に高く、公立中学と同じくらいかそれ以上の数値だという。写真は、文化祭でのクッキング部のようす。


幼稚園・保育園から小中高
さらに大学・大学院までをも集約


エントランス部分に設えた『歴史コーナー』。同校80年のあゆみを示す各種展示物のほか、デジタルサイネージ(ディスプレイ式広告媒体)を使って、卒業生の集合写真を閲覧できる。訪れたOGたちは皆なつかしがり、声をあげて喜ぶという。


高校特進系コースでは、総合学習の『アカデメイア』を実施。変わる大学入試制度も見すえ、各自が設定したテーマを研究し、ゼミ形式で課題発見・解決能力を養うアクティブラーニングだ。最終的に、研究成果発表として中高生徒の前でプレゼンを行う。その完成度の高さには中学生たちも感動するそうで、「私もあんな高校生になりたい!」という生徒が続出中。


縦の絆が強い同校。年1回行われる宿泊体験は、縦割り班で実施される。みんなで取り組むイカダ作りなどを経て学年を越えて仲良くなるそう。


次代に必要とされる人物を
新しい大学入試制度も視野に

同校独自の教育メソッド『10×10(テン・バイ・テン)プラン』。学力養成・人間力養成の各10のプログラムからなり、相乗的かつ総合的な教育で、自立して社会で活躍する女性を育てる新しい取り組み。


グローバル教育の観点で、茶道や華道、お琴にも挑戦。あえて日本文化を学ぶのは、単なる女子教育的な視点だけでなく、自国文化を知り、海外にそれを発信できる人間になってほしいとの考えから。


電子黒板を使った社会の授業。教員と生徒、あるいは生徒同士という双方向で展開する授業に、生徒もどんどんのめり込む。

(取材・文/松見敬彦 撮影/合田慎二)


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