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進学通信No.62- 神戸山手女子中学校・高等学校
30
12月
  • 進学通信No.62- 神戸山手女子中学校・高等学校
  • 2016 . No.62 . School Update . 神戸山手女子 . 進学通信 .
神戸山手女子中学校・高等学校

神戸文化ホールで開催された、高等学校音楽科の『創設50周年記念演奏会』には、音楽科卒業生80名を含む、在校生、教職員まで総勢約150名が参加。前田恵実氏による祝典序曲『echo〜山の音便り〜(』委嘱作品)に始まり、ヘンデルのオラトリオ『メサイア』を演奏。


毎年卒業式では全員コーラスを行い、選抜高校野球では合唱に参加するなど、音楽に触れる機会が多い同校。1966年には高等学校に音楽を専門的に学ぶ音楽科が設置され、2015年12月には神戸文化ホールにおいて『創設50周年記念演奏会』が開催されました。

音楽科では定期演奏会をはじめ、月1回のペースで校内外の演奏会や音楽活動を実施しています。音楽活動のなかには、音楽科生徒会が中心となって企画、構成から司会までを行うものもあります。

そしてこの日の演奏会は、5年ごとに行う周年を記念する特別なものです。演奏会のメインは2時間あまりにおよぶ、ヘンデルのオラトリオ『メサイア』で、在校生や卒業生、音楽科の教職員総勢150名が参加。「一緒に練習を重ねるなか、音楽を通してつながりが生まれました」
(音楽科長・賀集律子先生)

「幅広い世代の歌声が重なって、一つの音になる瞬間が心地良かったです」「キリスト誕生から、受難を乗り越え、復活する喜びを音楽で感じてもらえるよう、みんなでがんばりました」と話す生徒たち。今回は普通科の生徒も加わり、「ハレルヤ」の合唱で50周年を祝福しました。

「独りよがりの技術を磨くのではなく、多くの人の前で演奏して、評価を得るために努力する大切さを知り、自主性やコミュニケーション力を身につけます。そして、生涯、音楽を通して楽しさや喜びを伝えられる人になってほしいのです(」賀集先生)

観客の大きな拍手からは、賀集先生の思いがこの演奏会をともに過ごしたすべての人に伝わっていることを感じることができました。

「創設50周年を記念し、在校生・ 卒業生のソロ、アンサンブルコン サート、教員コンサート、最後にこ の記念演奏会を、音楽科全員で企 画し開催しました。音楽科にとっ て“音楽”は、決して特別なもので はなく、仲間と自然体で学ぶ生活 の一部。技術の向上に終わりはあ りません。私自身がいつもそうで あるように、生涯、次の段階を目 指す向上心や達成感、喜びを感じ てほしいのです(」賀集先生)

全3部構成のうち、2部の最後には普通科を含めた全生徒で「ハレルヤ」を合唱。「普通科の生徒にとっても音楽は身近な存在。別名“音楽卒業式”とも呼ばれる高校卒業式では『グローリア』や『別れの曲』など、音楽を中心にした式になっています(」賀集先生)

「音楽科生徒会が中心となって企画し、神戸市の各施設で演奏活動をしています。いろいろな人たちに音楽を楽しんでもらえるのがうれしい」(写真左/音楽科生徒会会長・ピアノ専攻・高2Nさん)「いつもは出演するだけの演奏会や発表会。構成や進行が、いかに難しいかを知りました(」写真右/音楽科生徒会副会長・ヴァイオリン専攻・高1Wさん)

「小中学校時代から月1回、本校の音楽基礎講座で、ソルフェージュ(楽譜を読むことを中心とした基礎訓練)や実技レッスンを受講し、専門的に学びたくなり入学。ウィーン修学旅行では、歴史ある教会で演奏し、残響が続く幻想的な雰囲気を体験しました。将来はピアノの演奏活動をしながら、音楽の楽しさを伝えていきたいです(」Nさん)「外国人の先生に習う機会もあるのですが、言葉が通じなくても音楽は万国共通だと実感しています。足の悪い祖母は、私のヴァイオリンを聞くと痛みを忘れると言って演奏会に来てくれるので、音楽を通して心の鎮痛剤にななりたいです(」Wさん)

マンツーマンで指導を受け、スキルを磨く生徒たち。音楽科は音大進学や海外留学、プロを目指すため、ピアノや声楽、管・弦・打楽器、電子オルガン、作曲などを専門的に学ぶ。同中学校の選択授業の音楽では、音楽科進学に必要な基礎力が身につけられる。さらに月1回、小中学生対象に無料で音楽基礎講座を開催。音楽科の先生の実技レッスンも受講できる。

音楽科の修学旅行は音楽の都・オーストリアのウィーンへ。伝統ある教会で地元の人々を前にコンサートを行う。合唱は全員参加で、ソロやアンサンブルの出場者はオーディションで選ばれる。「現地ではすばらしい音楽遺産にふれます。美しいものを素直に美しいと捉えられる、豊かな感性を育ててほしいですね(」賀集先生)

音楽科のカリキュラム は、ソルフェージュ、ア ンサンブル、合唱、オー ケストラ、演奏研究、実 技の主・副専攻などの専 門科目を設置。作曲・声 楽・器楽専攻のほか、音 楽を幅広く学びたい人に 音楽総合専攻があり、転 専攻もできる。

「音楽に特化した校内外行事が多く、ほぼ月1回、学んだことを発表する機会があります。音楽科全員が参加するメインイベントの10月の定期演奏会は、出演者をオーディションで決める本格的なもの。1部は3年のソロとアンサンブルで、6月の公開実技テストで選ばれます。2部は3学年全員の合唱、3部は器楽専攻全員によるオーケストラ演奏です(」賀集先生)

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