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進学通信No.62- 常翔啓光学園中学校・高等学校
29
12月
  • 進学通信No.62- 常翔啓光学園中学校・高等学校
  • 2016 . No.62 . PICK UP TOPIC . 常翔啓光学園 . 進学通信 .
常翔学園中学校・高等学校
体育館では、高2の各クラスによる劇や映画が披露された。フィナーレを飾ったのは高1の合唱コンクール決勝。団結力によって生み出された圧巻の歌声を披露し、観客を魅了。


自ら学ぼうとする強い意志、周りの人への思いやりややさしさ、未知なるものへの探求心、互いを認め尊重し合える共生の心を持ち続けてほしい──そんな思いを表現した「自・優・探・心」を理念に掲げ、多彩なプログラムを展開しながら、学力と人間力を身に付ける教育を実践する同校。その成果を垣間見ることができるのが、中高合同、生徒主体で実施される文化祭『啓光祭』です。

2015年8月30日、『啓光祭』が開催されました。今回のテーマは「音楽の力」。「世界中の至るところで、天災の影響により苦しむ人たちがいます。その雰囲気を歌の力で払拭したい。常翔啓光学園のパワーを届けたい」という生徒たちの強い思いが込められています。

29日の前夜祭では、高1クラス対抗の合唱コンクール予選が行われ、翌30日にはその決勝、プロのミュージシャンや軽音楽部によるライブ、カラオケバトルも開催。それぞれ大いに盛り上がるとともに、その原動力となっている、生徒たちの思いやりややさしさが感 じられる催しとなりました。

また「展示部門」では、中3・高1各クラスが「巨大アート」や文化系クラブによる力作を披露。個性あふれる作品は、互いに認め合い協力し合った、努力と団結力の賜物です。見学に訪れた保護者たちに誇らしげに説明・解説する姿や、本番や放映を終えた瞬間の達成感に満ちた表情が、とても印象的でした。「劇・創作発表部門」では、高2の各クラスによる劇・映画・ダンスやダンス部がパフォーマンスをしました。

文化祭の大きな楽しみの一つ、模擬店は、高3の各クラスと、クラブ・サークルが担当。「鉄板海鮮そば」「ホットドック」といった定番から「ワッフル」などのスイーツ系までラインナップが豊富な上に、「いかがですか~!」という元気のよい呼び込みをして、行列ができるほどの大盛況ぶり。保護者にとっては、生徒たちの絶妙なチームワークを見られる貴重な機会になりました。どの模擬店も活気に満ちた雰囲気となりました。

そしてこの『啓光祭』最大の特徴は、人間的成長だけではなく、学習面における成果を発表する機会ともなっている点です。
その一つが中1クラスの「大山発表」。これは、6月に実施した2泊3日の大山(鳥取県)登山の感想を、グループごとにポスターにまとめ、発表するもので大山の動植物、その歴史、行事などの調査結果も含みます。生徒からは「もっといろいろな植物を調べたい」といった言葉が聞かれるなど、意欲の高さや探求心が育まれていることがうかがえました。登山に関しては「皆で協力して登った経験をこれからの生活に生かしたい」など力強いコメントが多く、大山登山の意義深さも伝わってきました。

もう一つは、中2のグループによる「人物ドキュメンタリー作品」の発表です。社会でも通用するプレゼンテーション能力を培うことを目的とした独自の教科「コミュニケーション」における取り組み。実在の著名な人物の軌跡を記した日本経済新聞のコラム『私の履歴書』を読み込み、グループごとのテーマに基づき、その人物の人柄や功績について発表します。いずれも画像を駆使してわかりやすく紹介したり、場面ごとにBGMで変化をつけたり、寸劇で人物の思いを強調したりと工夫を凝らしたプレゼンテーションばかり。生徒からは、「長嶋茂雄さんの人生を調べていくうちに、自分が人生を歩んでいくうえでの指針のようなものが見つかった」「水木しげるさんの、何があってもあきらめず、何事にも必死で挑戦する生き方を見習いたい」「衣装を作る仕事に就くことが夢。森英恵さんの人生を学んで、夢の実現のために何事にも挑戦し、努力し続けようと思えるようになった」などの感想が寄せられ、確かな成長が感じられました。

同校の教育の意義と成果を肌で感じられる『啓光祭』。今後のさらなる飛躍への期待も高まる、実り多き一日となりました。

保護者や一般の方々を招いて開催する『啓光祭』。あいにくの雨にも関わらず、朝から多くの人々が足を運んだ。

【人物ドキュメンタリー作品】大勢の聴衆を前に堂々とプレゼンテーションを行う姿は頼もしい限りだ。校内選考で選ばれた人物ドキュメンタリー作品は、全国の100を超える中学校・高等学校が参加する『クエストカップ』に応募され、優秀作品として認められれば、東京で開催される全国大会に出場できる。2014年は「人物ドキュメンタリー部門」、2015年は「自分史部門」において同校の生徒が、2年連続でグランプリを獲得。

【人物ドキュメンタリー作品】発表を終えた生徒たちからは、「皆で協力しながら作り上げることの大変さや、良い発表ができたときの達成感を知ることができた」「リハーサルをしたので、緊張せずに発表に臨むことができた」といった声が寄せられた。キャリア教育の一環として将来に対する目的意識を育むとともに、生徒自身が自らの成長を実感できる機会ともなっている。

【展示部門】各教室に入ると、生徒たちが笑顔で出迎えてくれる。写真は中3の『オカシの学校』「。全部で12000円分のお菓子を使っています」。

【模擬店】高3は焼きそばやチヂミ、フランクフルトなどを提供。各クラブからは、バドミントン部のワッフル、フィッシング部の釣堀、茶道部によるお茶会などバリエーションに富んでいた。

【大山発表】「わかりやすくするためにイラストをプラスしました」「クイズを盛り込んだり、人気スポットを交えて紹介するなど、小さい子どもでも楽しめる内容にしました」。多くの生徒が「人前で話せるようになった」と話す。中2で「人物ドキュメンタリー作品」に取り組む際のベースはここで培われていると言える。

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