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進学通信No.64-東洋大学附属姫路
12
10月
  • 進学通信No.64-東洋大学附属姫路
  • 2016 . No.64 . 授業見聞録 . 東洋大学附属姫路 . 進学通信 .

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「英語には場合に応じて、ていねいに言う表現があります」と「I want to〜」と「I would like to〜」のニュアンスの違いを、わかりやすい例を挙げて教える伊勢田先生。

  国際社会で活躍できる“グローバル人材”に求められる能力は、高い語学力に加え、文化の多様性を理解し、言語の壁を乗り越える力。現在では中学校でも、相手の立場を考えて、自分の意見を自分の言葉で発信する教育がさかんに行われています。

 同校では英語の授業をグローバル人材育成のための教科として捉え、週6時間の豊富な授業時間を確保するとともに、独自の工夫を加えて展開しています。

「英語が話せても、グローバル社会における多様性を理解し、独創性を発揮できなければ、真のグローバル人材とはいえません。こうした人材を育成するため、本校では英語に親しむ『国際交流プログラム』と、ものごとの本質に向き合い、考える力を養う『キャリア・フロンティア』という2つのプログラムをリンクさせています」(中高一貫コース主任・黒河潤二先生)

 『国際交流プログラム』には「英語暗唱大会」「English Spring Camp」などがあり、『キャリア・フロンティア』は「姫路研究」や「神戸研究」から日本の文化・伝統への理解へと広げる学習のほか、理系分野の探究や震災・平和学習にも取り組みます。また、一流の所作の習得を目的とした作法やマナー指導も組み込んだ、同校独自のプログラムです。それらを通じて、国・地域の文化を世界に発信できるように、主体性を持って学び行動する、豊かな人間力を身につけます。すなわちこれらの『国際交流プログラム』『キャリア・フロンティア』の2本柱で、世界で通用するグローバルな力を養っていくのです。

 2つのプログラムが相乗効果を発揮しているのが、河口湖にある東洋大学セミナーハウスで行う『English Spring Camp』です。
「事前学習として『キャリア・フロンティア』で、富士山の調べ学習に取り組みます。そこで調べた内容を、キャンプ最終日に英語でプレゼンテーションするのですが、原稿や資料作成はすべて英語。キャンプには、日本語がまったく通じないネイティブの教員も同行し、3日間、オールイングリッシュで過ごしますが、最初は戸惑う生徒も、次第に自分からネイティブ教員に話しかけるようになります。『間違っても恥ずかしくない。とにかく話すことが大事』と体験的にわかるのでしょう」(英語科・伊勢田亮先生)

 キャンプの帰り、言葉が通じず困っている外国人を生徒が助ける場面もあり、生徒たちの成長が実感できたそうです。
「来年、中学3年生が春休みに海外研修に行きます。海外研修も本校独自のプログラムを組み、実りあるものにしたいと思っています」(黒河先生)

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 日本人教員とネイティブ教員の連携で〝使える英語″を教える 

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同校では、英語を「科目であると同時に、思いを伝えるツール」として、使えるものでなければならないものと捉えています。そのため、教科書に載っている構文を学ぶ際には、「どのようなときに、どのような立場の人が、誰に、何を伝えるための表現なのか」を、皆に考えさせるような、イマジネーションを働かせる授業を展開しています。「丸暗記すればテストの点数はある程度獲得できますが、それでは実践的な力はつきません。私たちは、〝使える英語″を教えることに力を入れています」(伊勢田先生)
取材当日、中2の英語の授業では、「Will you〜」「Would you〜」「Can you〜」などの助動詞を使ったそれぞれの言い回しや「I want to〜」「I would liketo〜」のニュアンスの違い、「親しい人に何かを頼む場合」と「目上の人に頼む場合」など、使う場面の違いについてまで、先生がわかりやすく解説していました。
また、日本人の先生が文法を教え、ネイティブの先生がその情報を受けて、学んだ文法や構文が、海外ではどのようなときに、どのように使われているのかといったことや、同じ意味を持つ他の言い回しを教えます。このような授業で、生徒たちは「海外に行ったら使ってみたい。外国人に話しかけられたら使ってみよう」と考えるようになり、「英語を使えたら、楽しい。行動範囲も広がる」と英語に対する関心が高まるといいます。
その結果、英検受検にも積極的に取り組むようになり、放課後には英検対策の授業もさかんに行われています。中2の生徒が2級に合格した実績があります。


 校内にいながら外国にいる気分が味わえる! 

himeji64-034月下旬に新設された『Communication Square』には、東洋大学から派遣されているネイティブの先生らが常駐。昼休みなどに自由に利用できる。「学校にいながら異文化交流ができ、会話力を高められる」と人気のスペース。全面ガラス張りで、明るく入りやすい雰囲気も魅力。


 中3生にインタビュー! 

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インタビューに応えてくれたTさんとIくん。

Q『. English Spring Camp』の感想は?
Tさん「オールイングリッシュと聞いて、少し不安でしたが、知っている単語とジェスチャーでも気持ちが通じるとわかりました。
プレゼンテーション大会で、私たちのチームは富士五湖をテーマに発表。力を合わせてやり遂げたことが心に残っています」
Iくん「食事のときに、ネイティブの先生が納豆を見て驚いていて、外国と日本の食文化の違いについて語り合ったのが面白かったです。プレゼンテーションでは、富士山の伝説について調べて発表しました。また他のチームの発表を聴いて、さまざまな視点からものごとを見る面白さを知りました。プレゼンテーション大会では優勝しました」

Q.英検について教えてください
Tさん「自分の実力を試したかったので受検しました。学校での英検対策の効果もあって、中1で準2級、中2で2級に合格しました。1次試験を自己採点して合格ラインに届いていたので、すぐに先生が2次試験の面接の練習をしてくださり、余裕を持って面接に臨むことができました」
Iくん「中1で4級に合格したのでステップアップしたくて勉強に取り組み、中2で準2級に合格しました。発音が苦手だったのですが、『English Spring Camp』で会話をしたことが自信になり、もっと学びたいと思うようになりました」


himeji64-05◀『English Spring Camp』のプレゼンテーション大会でベストプレゼンターに選ばれた生徒。
詳細は下記URLから!
https://www.toyo.ac.jp/site/himeji-jh/92597.html#mohan


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