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進学通信No.61-三田学園
29
8月
  • 進学通信No.61-三田学園
  • 2016 . No.61 . 三田学園 . 入魂!私の放課後 . 進学通信 .
三田学園
今年度より、電子黒板を配備。ICTを活かした参加型の授業を実施したり、板書の時間を減らしてより効率的に授業を進めたりと大活躍。今後は放課後 講習でも活用し、“能動的学習(アクティブ・ラーニング)”形式の学びを増やす予定。現在の放課後講習は演習中心だが、ゆくゆくは英語の「読む・書く・ 聞く・話す」の4技能を伸ばすカリキュラム等、必要に応じた講座を実施する 計画だ。
放課後講習がスタート!文武両道をさらに深化させて挑む「変わること」「変わらないこと」

設立100余年を誇る伝統校でありながら、コース制導入やグラウンドの人工芝化など、生徒のためになるならば新しいことも次々に取り入れる三田学園。そんな同校が今年度から開始したのが、『放課後講習』。月曜日と木曜日の放課後は講習に割り当て、学習と部活動の両立が習慣化するようにしました。「中学生は体力面を考慮して、部活動を週5日にしています。また、塾等に通う必要がないように、学校できちんと学力をサポートしてあげたいというのも導入の理由です」 (入試広報部・平内秀樹先生)

また現在の中1生は、センター入試廃止を軸とした、新しい大学入試制度(2020年度から実施予定)へ挑む第1期生となります。新たな大学入試制度では“主体性”や“コミュニケーション力”など、学力以外の要素も判定される予定です。そのぶん、新しく学ばなければいけないこともたくさんあります。そうした将来を見すえたこともまた、放課後講習導入の理由の一つです。

講習は英数国の復習を中心に、自立学習ができるようになるための手助けを行う内容。各教科の先生だけではなく、担任団とも綿密なチーム体制を組んで指導にあたります。もちろん、必要に応じて日々の手厚い個別指導も実施中です。
その成果もあってか、早くも学力伸長の効果が表れているようで、生徒たちも意欲的に取り組んでいるそう。
このように、新しい挑戦をする一方で、伝統の文武両道の精神は変わりません。特に強制をしているわけではないのに、クラブ活動加入率は中学生で94%、高校生でも90%という驚くべき数値。全国レベルの強豪クラブも多数擁しています。“不易”と“流行”を大事にする校風の中、生徒たちは賢く、そしてたくましく成長を続けているのです。

弓道部はインターハイや全国大会の常連であり、優勝経験もある屈指の強豪チームとして知られる。同校の広大な敷地を活かした遠的・近的ができる恵まれた練習環境も魅力。

共学化後は女子の弓道部も設立。創部わずか4年にして全国大会出場も果たした。敗戦のくやしさを糧に、「練習中に笑顔を出そう!」など、部員たちが練習環境の改善に挑んだ成果だという。

まだ小学生の面影が残る生徒が泥まみれになって白球を追う。高校硬式野球部では、今年度より元プロ選手・指導者としても有名な同校OBの羽田耕一氏を監督に迎え、より充実した指導を行っている。

練習姿勢や礼儀も厳しく指導される野球部。コーチからも厳しい声が飛ぶが、ふてくされたり萎縮したりする生徒はいない。それもこれも、強い信頼関係が結ばれている証だ。

2009年の共学化に伴い、女子のみの部活動として発足したダンス部。部員の自主性を重んじ活動しているが、楽しみながらも馴れ合いや妥協はない。けじめのある練習姿勢は目を見張る。

昨年9月に人工芝化されたグラウンドの緑が映える中、ところ狭しと駆け回るサッカー部。人工芝は降雨後すぐに通常使用できるほど水はけが良く、サッカー用と野球用で芝の質を分けるなどの本格グラウンドだ。

「バスケ関係の仕事に就きたい(」中2女子)、「僕はNBAの選手になります」(中2男子)など、部活動を通じて大きく明確な夢を見出しているのも頼もしい。この日はOBの大学生も顔を出し、ミニゲームで対戦。普段は仲の良い先輩・後輩だが、勝負となると目の色が一変。

今年度コース制導入!一人ひとりを大切に

今年度より『Sコース(特進系)』『Aコー ス(標準系)』の2コース制を導入した中学校。「生徒を分け隔てせず、個々を大切に」という信念から、これまで長らくコース制とは距離を置いていました。 しかしそれでも導入に踏み切ったのは、生徒を「分ける」と考えるのではなく、習熟度別の指導を行うことで「一人ひとりの学力を最大限に伸ばそう」と考えたから。それは結果として、同校本来の教育目的に立ち返るものでした。その挑戦は見事に功を奏し、生徒たちはそれぞれ自分が最も学びやすい内容とペースで、着実に学力を伸ばしています。このコース制の大きな特徴は、入試時からコース選択をして受験するのではなく、試験の結果をふまえコースを決定するところ。学年移行時には、習熟度によりコース転籍もでき、中学3年時にはAコースの1クラスが発展クラスになります。そのため、『Aコース』の生徒からも「自分も『Sコース』に入れるよう頑張るぞ!」という前向きなモチベーションが生まれるなど、すばらしい相乗効果を生んでいるそう。一人ひとりを大切にする同校の教育は、着実に浸透し始めています。

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