What's new / 進学通信掲載記事 / 進学通信No.60-帝塚山学院

進学通信No.60-帝塚山学院
01
7月
  • 進学通信No.60-帝塚山学院
  • 2016 . No.60 . 帝塚山学院 . 未来を生き抜く学力のつけかた . 進学通信 .
帝塚山学院
「自分の言葉で表現するために、朝礼では表彰状を受け取る生徒には、必ずスピーチさせています。そして、全生徒が社会に出たら、思いを言葉で伝えられるようになってほしいです」と瀧山恵校長。
伝統の英語教育と主体的な学びで新時代に挑む

2016年に創立100周年を迎える同校。“自らの意志で学ぶ力”と“つよく生き抜く力”を育む『力の教育』を伝統としながら、新しい時代を創り、社会に必要とされる女性を育みます。その核となるのが、目標と個性に合わせて成長できる中高一貫の『ヴェルジェコース』と『関学コース』。

今年度から中学の『ヴェルジェコース』が、難関国公立大学を目指す『エトワール』、実践的な英語力を身につける『プルミエ』の2つのプログラムを導入。高校からは文系、理系、美術系、音楽系に分かれて、専門性の高い知識を身に付けます。

『エトワール』は昨年度まで成績上位者を選抜し、放課後や土曜に特別授業を導入していた『ヴェルジェプロジェクト(VP) 』を独立させたクラス。一人ひとりに対応したハイレベルな学習(プログレッシブ・スタディ)を行います。

国際的な視野を養うため、英語を身近に感じながら学ぶのが『プルミエ』です。週1~2回ネイティブ教員がホームルームを担当し、終礼や掃除などの進行をオールイングリッシュで行い、外国にいるような感覚で英語に親しみます。
日本の教育のあり方は、現在変わりつつあり、グローバル社会で通用する人材育成に重点を置いています。
「ある社会学者によると、フィンランドなどの“教育先進国”といわれる国々の共通点は『習熟度別クラスを作らず、自由度の高い主体的な授業、班学習の充実』だそう。本校もそれに合致しており、『エトワール』は成績基準こそ設けていますが、本人の意志で『プルミエ』を選ぶ生徒もいます。そして、各教科で班学習を行い、仲間と話し合いながら問題を解決し、プレゼンテーションやディベートを通して、自分の意見をしっかり相手に伝えられるように導いています」(瀧山恵校長)

大学入試改革に対応

さらに、総合的な学習の時間を使った『創究講座』では、応用力や表現力、判断力、問題解決力などの“社会に貢献できる創造力”を養っています。中学では「見る」「調べる」「まとめる」「発表する」の基礎力をつけ、高校では、大学の学部選択につながる、語学や国際関係、社会学、経済・経営学、心理学など、専門的な8系統から興味のある講座を受講。その集大成が高3の卒業レポートで、プレゼンテーションから質疑応答まですることが卒業の条件となります。
「2020年度からの新大学入試制度は、知識とともに主体性や、中高でどのような学びをしてきたかという点が評価されます。ICT 教育も取り入れ、6年間で柔軟な思考力と独創的な発想力、自己表現力を養う本校の主体的な学びは、大いに有利となるはずです」(瀧山校長)

ヴェルジェコース

『ヴェルジェコース』では、『プルミエ』と『エトワール』の2つのプログラムに分かれ、一人ひとりの多様性に応える学びの環境を整えています。
『プルミエ』は英語力の強化に重点を置き、体育や家庭科でも英語を取り入れています。さらに英検資格取得、外国人の先生によるホームルーム、職業体験などの校外研修を通してコミュニケーション力を習得。中1は国内でのEnglish Camp(希望者対象)を実施し、中3のカナダ研修(希望者)で本場の英語に触れます。『エトワール』は、難関国公立大学への進学を目指し、より発展的で、レベルの高い学習(プログレッシブ・スタディ)に取り組みます。放課後の講習や長期休暇に必修講習を実施。理数系科目は座学にとどまらず、実験や観察を通して自ら勉強する姿勢を育てます。いずれも高校で文系・理系・美術系・音楽系に分かれ、希望進路に応じた専門性の高い学びや知識を身に付けます。

関学コース

『関学コース』は、原則として希望者全員が関西学院大学に進学します。中学では通常のカリキュラム以外に、調べ学習、レポート作成、プレゼンテーションの基礎を学び、思考力や表現力を養成。大学の学びに備えて、少人数のオーラルコミュニケーションや習熟度別授業で、実践的な英語力を習得します。また、中2と高2で関西学院大学が主催する“ビジネスプランコンテスト”に参加。実際の企業で働く方々を相手に自分たちが考案したビジネスプランをプレゼンテーションします。また、関西学院大学を訪れ、キャンパスライフを体感し、卒業生や現役生との交流を通じて、関西学院大学入学後、大学で何を学ぶのかを、中高時代から具体的にイメージしていきます。

総合的な学習の時間に行われる『創究講座』では、社会に貢献するためのさまざまなスキルを身に付けます。各教科の授業と並行した多様なプログラムがあり、中学(創究基礎)では、「見つける」「調べる」「まとめる」「発表する」ためのスキルを習得します。
調べ学習をするための図書館の活用方法から入り、人前で話すときの声の出し方、アイコンタクトの取り方など、具体的な目標を決めて、全員プレゼンテーションやディベートができるように導いています。高校(創究講座)では、キャリア教育の場ともなるよう「文学・語学・国際関係」「法学・社会学」「歴史・芸術系」「経済・経営・商学」など、大学の学部選びにも通じる8つの系統の探究・実践型の選択授業を展開します。「現在、高1では現代ビジネス入門で、創立100周年を節目にいろいろな企画が上がっています。実現できるのか、まず学院の歴史を調べるため、生徒たちが卒業生や教職員を取材する姿は頼もしい限りです」(瀧山校長)

学校情報