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進学通信No.60-城南学園
15
6月
  • 進学通信No.60-城南学園
  • 2016 . No.60 . 城南学園 . 大学合格力強化計画 . 進学通信 .
城南学園
生きる力を育む『10×10プラン』

「やがて女性も、社会の第一線で活躍する時代が来る」。同校は、創始者である坂上綱吉理事長の思いを受け継ぎ、“自主自律”“清和気品”を建学の精神として女子教育に取り組んできました。

80年の歴史の中で、時代の変化に合わせて柔軟に教育改革に取り組んで来た同校が、国公立大学および難関私立大学の現役合格を目指す教育システムを導入したのは今から約30年前のこと。年次を重ねるごとに成果が表れ、近年、特に中高一貫体制を強化し、過去5年間には大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学をはじめ、関関同立や慶應義塾大学、明治大学などへの現役合格者を輩出しています。

順調に実績を積み重ねている同校は、2014年度から『10×10プラン』という新しい取り組みをスタートさせました。『10×10プラン』は、【学力養成プログラム】【人間力養成プログラム】の2つの柱の相乗効果で進路実現を目指すための独自の教育プログラムです。

【学力養成プログラム】は、反復学習、個別指導、放課後学習会、読書など10の取り組みで学力向上を目指します。

【人間力養成プログラム】は、生活リズム・身だしなみチェック、平和学習など10の取り組みを通じて、人間力を養うプログラムとなっています。難関大学に合
格するための学力養成は必須ですが、なぜ“人間力養成”が必要なのでしょうか。この疑問に、北川真教頭が答えてくださいました。
「これまで高校で伸びる子と伸び悩む子のどちらにも接してきました。これまでの経験から伸びる子は『中学時代の基礎学力が身についている』『生活のリズムが整っている』『興味の範囲が広い』という3項目がそろっていることがわかりました。また、卒業生に大学へ進学した後のことを聞くと、大学でいきいきと学べている生徒も同様でした。『10×10プラン』の【人間力養成プログラム】は大学に合格するための合格力を、生きる力につなげるための取り組みなのです」

同校の進路指導は中1からスタート。前期始業式の翌日に、1泊2日で同校のセミナーハウスで合宿を行い、職業観、人生観を育む『夢授業』を行い、目指す職業や人生で叶えたいことを『夢マップ』にする。

中2の進路指導では、グループで職業調べを行い、中1生と保護者に発表を行う。

北川 真教頭(右)と、中学主任・永井 敏元先生(左)。「2020年、大学入試制度が大きく変わり、思考力を問う試験内容になるとされています。【人間力養成プログラム】の成果は、学力と違い点数化するのが難しいのですが、新たな大学入試制度で大きな成果が発揮できると考えています。」(北川教頭)

『10×10プラン』の主軸となる『フォーサイト(振り返り力向上手帳)』。前日の出来事を振り返りながら時間軸を追いながら記入することで自分の生活態度を知り、時間の使い方を考える機会になっている。

2016年度『看護特進コース』新設でますます期待が高まる

【人間力養成プログラム】には、『生活リズム・身だしなみチェック』『フォーサイト(振り返り力向上手帳)』『ピアノ個人レッスン』『茶道・琴・弓道』『学校行事』『ローエレメント(集団学習)&平和学習』『部活動&生徒会活動』『進路学習』『特別講座』『英会話&短期留学』の10項目があります。
「学校行事や部活動、生徒会活動などは、これまでも実施してきた事柄ですが、『何のためにするのか』を皆が自覚して取り組むために、人間力養成プログラムの一環としました」(北川教頭)

「この中で特筆すべきは『生活リズム・身だしなみチェック』『フォーサイト(振り返り力向上手帳)』『特別講座』です」(中学校主任・永井敏元先生)

『生活リズム・身だしなみチェック』は、「制服は正しく着用できていますか?」「早寝、早起きができていますか?」などの質問が書かれたアンケートシートに、生徒が自分の生活を振り返り、チェックをして、できていることと改善すべきことを自覚します。
「このアンケートは、学期間に1回実施します。質問内容が学期ごとに少しずつ異なっているのですが、アンケートを通じて生活目標を知り、それを意識して毎日を過ごすのです」(北川教頭)

『フォーサイト(振り返り力向上手帳)』は、起床から就寝までのできごとを、翌日の朝に振り返って記載する手帳です。1日の感想を記入するスペースもあり、慣れてくると“今週の目標やテーマ”も記入します。この手帳を導入してから、生徒から「何時までに何をすべきかを考えて行動できるようになり、時間の使い方が上手になった」といった意見が多数寄せられているようです。

『特別講座』は、年間5回、著名人を招いた講演会、プロスポーツ選手やジャーナリストなど、さまざまな分野の第一線で活躍する方を招いてお話をしていただいています。生徒は、著名人の苦労話や学生時代の話を通じて、「どの分野でも第一線で活躍する人は、見えないところで人一倍努力と工夫をしている」ということを知り、その後は勉強や部活動、課外活動に臨む姿勢が変わるといいます。

現在、高校から特進系コースとして、国公立大学を目指す『特進アドバンスコース』、教育系大学・学部を目指す『教育特進コース』、難関私立大学を目指す『特進コース』があり、2016年度からは看護系大学・学部を目指す『看護特進コース』が新設される同校。大学合格力を生きる力につなげるための取り組みに期待が集まっています。

中3では、近隣の商店での職業体験や企業見学を行う。写真は、生徒が接客や商品の陳列など、商店主から指導を受けて職業体験を行うようす。

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