What's new / 進学通信掲載記事 / 進学通信No.60-帝塚山

進学通信No.60-帝塚山
06
6月
  • 進学通信No.60-帝塚山
  • 2016 . No.60 . PICK UP TOPIC . 帝塚山 . 進学通信 .
帝塚山

シンガポールの印象〟〝エコビレッジツアー〟などをテーマに、写真を披露しながらツアーの魅力や学んだことを報告する生徒たち。

ユーモアを交えながら、下級生に語りかけるように発表する生徒たちは頼もしく、世界という大きな舞台で活躍する可能性を感じさせた。

2014年度からスタートした『アジア・スタディー・ツアー』は、シンガポール、マレーシア、インドネシアを訪問し、各国の文化や歴史、自然科学を英語で学ぶことを目的とした取り組みです。女子英数コース・スーパー選抜クラスを中心とする中3希望者を対象としたもので、シンガポールにある東南アジア教育大臣機構管轄の言語学習施設『リージョナル・ランゲージ・センター(RELC)』を拠点として、マレーシアの最南端に位置する『ジョホール・バル』での郷土料理クッキングや手工芸体験、インドネシアのビンタン島での『マングローブツアー』『エコビレッジツアー』などの自然学習、文化体験を行います。また、4人でチームを組み、“インドの食事”“シンガポールの建物”など、文化に関するテーマについてパソコンや書籍による調べ学習を行い、滞在中にポスタープレゼンテーションに取り組みます。
「ポスタープレゼンテーションに向けて調べ学習をしなければならないのですが、滞在先での日中は体験学習で外出しており、調べ学習ができるのは宿泊施設に戻ってきてからになります。そのため、チームで協力し合い、計画的に取り組んで準備しなければ間に合いません。しかも調べ学習に使用するパソコンは英語バージョン、書籍もすべて英語。役割分担をして、効率良く行うために皆工夫をしていました。ポスタープレゼンテーションは、英語で行ったのですが、生徒たちは見事にやりきりました。日頃の学習の成果が発揮できたと感じます」 (吉田典子先生)そしてこの『アジア・スタディー・ツアー』の報告会が5月に開催されました。報告会に集まったのは、次の参加対象者となるスーパー選抜クラスの中2、中3の女子生徒。報告を行うのは、3月に行われた第1回目の同ツアーに参加した現高1生たちです。“シンガポールの印象”“RELCでの授業”“シンガポールの歴史学習”“インド文化の学習”など10項目について、ツアーで見たこと、発見したこと、学んだことをプロジェクターを使って写真を披露しながらわかりやすく報告しました。

報告会に参加した生徒を代表して、4名の生徒に『アジア・スタディー・ツアー』で最も心に残ったこと、学んだこと、印象的だったことについて話してもらいました。
「ポスタープレゼンテーションでは〝インドの食事〟〝シンガポールの建物〟について発表したのですが、クイズ形式にして楽しめる工夫をしました。ビンタン島で、手で織物を織っている人を見たのが印象に残っています。英語は苦手だったのですが、ツアーが終わる頃にはヒアリングに少し慣れた気がします」
「テレビでしか見たことがない風景や光景を実際に見て経験できて、ツアーに参加してよかったと思いました。さまざまな体験をしたことで、やればできるという自信がつき、帰国後は今まで以上に積極的にものごとに取り組むようになりました」
「訪れた国の人たちが当然のように母国語と英語を話しているので、驚きました。いずれは日本人もこのようにならなければいけないと感じ、もっと英語を勉強しなければと思いました。そして世界は広く、いろいろな文化があると改めて実感しました」
「シンガポールを訪れたのは2回目だったのですが、前回は有名な観光地をめぐっただけでした。1度訪れただけですべてわかったつもりでいるのは自分の思い込みだとわかりました。今は、世界のいろいろな国に行って視野を広げたいと思っています」

全コースの生徒を対象に、中1からネイティブ教員による少人数での英会話授業など、世界で活躍する人材の育成を目指した取り組みを行う同校。今回のツアーは、生徒たちのこれまでに培われた語学力をより高め、さらにグローバルな視点でものごとを考えるきっかけとなってようです。世界へと羽ばたく人材が着々と育っていると感じました。

吉田先生(左端)とインタビューに応えてくれた生徒たち。
「彼女たちは、いろいろな教科で調べ学習と自分の意見や発見を皆の前で発表してきました。今回のツアーは、英語を使った体験学習をテーマとしており、中学3年間の全教科の集大成といえます」(吉田先生)

「シンガポールのテーマパークに行ったことも印象に残っています。スリリングなジェットコースターがあり、とても楽しかったです」(Bさん)

『マングローブツアー』で、「マングローブの木は、塩水がかかっても枯れない」と解説するガイドさんの言葉に驚く生徒たち。

ポスタープレゼンテーションのようす。
「アジア・スタディー・ツアーの目的は、現地の歴史や文化を体験的に学び、学んだことと調べ学習で得た知識をもとにプレゼンテーションをすることで、使える実践的な英語力を養うことと、異文化に触れることで生まれ育った日本と自分自身を見つめ直し、世界で活躍できる感性を育てることにあります」(吉田先生)

学校情報