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進学通信No.60-武庫川女子大学附属
23
5月
  • 進学通信No.60-武庫川女子大学附属
  • 2016 . No.60 . School Update . 武庫川女子大学附属 . 進学通信 .
武庫川女子大学附属
「母国には伝統衣装がないので、とても興味深いです」「和服を着ている日本人を見たときの第一印象は『格好いい!』でした。実際に着ることができてうれしい」と語る留学生たち。その生き生きとした表情から、留学生活が充実していることが伝わってくる。

ほどよい緊張感を保ちつつ、英語でコミュニケーションを取りながら和気あいあいとした雰囲気で進められた茶道の授業。留学生が戸惑ったり間違ったりしたときには、生徒がそっとアドバイスする姿も見られた。留学生との交流は生徒にとっても、日本文化をより深く理解する機会となっている。


ホストシスターと合流して茶道に挑戦。真剣な表情で一つひとつの所作をていねいにこなす留学生は、生徒たちも顔負けの習得ぶり。


今年受け入れた留学生は、アメリカ、アイルランド、フィンランド、ハンガリー出身の計12名。「日本文化を体験したい」という留学生の思いに応え、茶道、華道、書道、着付け、琴、俳句など多彩な特別授業を用意している。この日は茶道室にて着付けと茶道を体験。

グローバル社会で活躍する女性の育成を目指す同校では、国際理解教育の一環として、国際交流の機会を数多く設けています。

英語を学ぶ上でのモチベーション向上を図る『海外研修』、異文化体験を目的とした3週間〜1カ月間の『短期交換留学』、語学力の習得に重点を置いた1学期間・1年間の『長期留学』の大きく3つがあります。なかでも、より多くの生徒が自然に交流を楽しめるのが『短期交換留学』です。7カ国の提携校から毎年10〜20名の留学生を受け入れており、その期間の英語の授業では、留学生を交えてディスカッションを始めとする多様なアクティビティを実践しています。

特徴は、体調やメンタル面への配慮から、留学生のカリキュラムにあえて余裕を持たせている点にあります。
「空き時間は、ホストシスターとともに音楽や体育などの実技科目を体験したり、留学生が自ら希望して古典や数学の授業に参加したりと、各自の体調や興味に応じた過ごし方をしています。それによって多くの生徒がさまざまなシーンで関わりを持つことができますし、何より留学生の意思をはっきりと伝え、積極的に学ぶ姿勢を目の当たりにすることが、本校の生徒にとって大きな刺激になっています。2学期に本校から短期交換留学をする生徒や、留学を希望する生徒が持つべき意識や姿勢を育むことにもつながっていると思います」
(国際交流担当・小澤正豪先生)

休み時間はおしゃべりで盛り上がる。国は違っても、同世代の女子同士、興味のある話題は同じ!

『スーパーイングリッシュコース』の中2の授業。同コースでは週に1度、英語を活用したアクティビティを取り入れており、1学期に取り組んでいた“食事シーン”の動画撮影に、留学生も参加した。

あらかじめ“食べるもの”と“食べる人物”のキャラクターを設定し、グループごとにリアクションの練習をしたうえで撮影に臨むというもの。何気ないやりとりを通じて、考え方や文化の違い、意思疎通ができたときの喜びを体感。

「村上春樹が好き」というアイルランドからの留学生・Kさん。日本で暮らして驚いたことは?という質問を投げかけると、「何もかも!」と返ってきた。「食事ひとつとっても、アイルランドの食事はシンプルでワンプレートが普通なので、いくつものお皿が並ぶことに驚きました」。「私は昨年Kさんの学校に留学したので、共通の友達のことや、互いの国の宗教や政治について話したりできて楽しいです」(高3・Sさん)。

Kさんを受け入れるホストファミリーのSさん・Aさん姉妹宅にて。「日本の日常を体験してもらえるよう特別扱いをしないことを心がけています。留学やホストファミリーを経験したことで、私も娘も、互いの考え方の違いを受け入れるようになりました」とお母様。娘のように接し、家事も手伝ってもらっているそう。「人見知りをするほうでしたが、初対面の人にも自分から話せるようになりました」(中3・Aさん)
another scene★
同校生徒も年間15名前後が留学し異文化生活を体験

『短期交換留学』では、同校からも毎年15名前後の生徒が提携校に留学します。今年ホストシスターを務めた高3・Sさんも高2で短期交換留学を経験しており、そのときに現地の人々にお世話になったことから、今度は自分が留学生をサポートしたい、と考えるようになったそう。「留学生と生活すると英語を日常的に使うので、語学力を伸ばすうえでもプラス」と語るSさんの目下の目標は、もう一度留学に挑戦すること。国際交流を継続的に実践できる同校の環境こそが、生徒たちの向上心と国際性を育む原動力となっているのです。

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