What's new / 進学通信掲載記事 / 進学通信No.60-園田学園

進学通信No.60-園田学園
22
5月
  • 進学通信No.60-園田学園
  • 2016 . No.60 . School Update . 園田学園 . 進学通信 .
姉妹校のヴィラマリア・カレッジを訪問。練習を重ねた英語でのあいさつに続いて、全員で日本の歌も披露。現地の生徒や先生たちも次第にノッてきて、手拍子したり、踊りだしたり。とても楽しい交流のひとときだ。


マオリ(先住民族)の文化と言葉を学ぶ。写真はマオリ女性が踊る伝統的な舞踊を教えてもらっているようす。紐の先に玉がついた「ポイ」を回しながら踊るが、慣れない動きに生徒たちも四苦八苦。


カンタベリー平野を見下ろす、カヴェンディッシュ山へ。地理・地形についても事前学習済みで、それが「生きた学び」となって生徒たちに息づく。

このところ、園田学園の中3生たちは大いそがしです。というのも、『ニュージーランド(NZ)研修旅行』の準備が始まったから。

同校では、毎年11月に約10日間の予定でNZを訪問。制度としては修学旅行の位置付けですが、単なる観光旅行ではなく、多くの異文化体験・現地交流のプログラムが組まれています。たとえば現地の小学生と交流を持ったり、ファームステイを行ったり。「楽しかった」だけで終わらせないよう、文字どおり“修学”することを大切にしているのです。そのため、1学期の早い段階から毎週1時間、NZの歴史や文化、気候風土、あるいは通貨レート、英語でのコミュニケーションまで、多くのことについて学びつつ準備の時間を設けているのです。

最大の特徴は、これらの事前学習を通じて生徒一人ひとりが自ら“学びのテーマ”を設定すること。英語が好きだというAさんは「NZの英語と米英語の違いに興味があります」、少し引っ込み思案なBさんは「外国の方と積極的に交流することで自分の殻を破りたい!」、食べることが大好きというCさんは「NZと日本の食文化の違いを学びたい!」など、それぞれ目を輝かせます。

現地での経験はもちろん、この準備期間がすでに彼女たちに大きな成長をもたらしている。それが同校の研修旅行なのです。

乗馬体験では、基礎レクチャーを受けた後は緑に囲まれた小路を40分間のトレッキング。乗馬は初めてという生徒がほとんどだが、「気持ちいい!」の声が続出!

滞在は『Sonoda Christchurch Campus(SCC)』の学生寮。SCCは園田学園女子大学が現地で運営するビレッジ型キャンパスで、国際色豊かな学生たちが共同生活を送っている。

2011年、クライストチャーチを襲ったカンタベリー地震。シティ(市街地)では、いまだにその傷跡が多く残り、まだまだ完全復興したとは言えない。震災を経験した日本人として、多くの思いをはせる。

被災地跡に建てられた、『リスタート(再出発)・モール』は、カラフルな船舶コンテナを店舗として利用している。“re-start(リスタート)”の言葉に込められた思いに、生徒たちも人間の強さを感じずにはいられない。

牧場では羊の毛刈りを体験。「押さえているから大丈夫だよ」と牧場主のレクチャーのもと、羊を傷つけないよう気をつけながら大きなハサミでザクザクと。刈り取った羊毛は、記念に日本へ持ち帰らせてもらえる。

中3理科の酸とアルカリの実験。手順は3000頭もの羊を飼っているシープ・ファーム。羊の追い込みショーを見学した後は、まさかの自分が牧羊犬(人?)体験!羊を追って走り回り、ヘトヘトだが、犬の気持ちが少しわかったかも!?
another scene★
『女性学』を通じ真のグローバル人材へ

同校の代名詞とも言える『女性学』。これは、女性として豊かな教養や知性、品格を身につけることを目指す独自のカリキュラムです。食事作法や美しいお辞儀、言葉づかいなどに始まり、茶道、華道、短歌・俳句、着付け、書の作法など、専門家の指導のもと“日本女性の美しさ”を中高6年間かけてしっかり学びます。そんな『女性学』、今回の研修旅行でも大きな意義を持っているようで、「現地の人に着付けを教えてあげたい」「互いの国のポップカルチャーについて教え合いたい」と、生徒たちも待ちきれないようす。

真のグローバル人材とは、単に語学に堪能であることや、海外文化に精通していることではありません。まず日本文化を深く知り、それを発信できることと、違いを認める多様性が大切。生徒たちには、そんな力が育っているのです。

学校情報