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進学通信No.58‐常翔啓光学園
04
9月
  • 進学通信No.58‐常翔啓光学園
  • No.58 . 常翔啓光学園 . 私学タイムズ . 進学通信 .

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4 月のオリエンテーション合宿で深めた絆を体育祭へつなぎ
心を一つにして踊った『啓中ソーラン』

joshokeiko58-01“自・優・探・心”。同校のパンフレットを開くと真っ先に出てくるこの4文字には、自ら学ぼうとする強い意志と未知への探求心、人へのやさしさ、尊重し合う心を持とうという意味が込められています。学力とともに人間力の基礎を築く中学時代。同校では中1~中3を15人編成の縦割り班に分け、中3生を中心に1年間さまざまな学校行事に取り組み、協調性を身に付け、仲間を思いやる心を養っています。
4月のオリエンテーション合宿では、新入生が中2・中3生のサポートで集団行動の基本を学び、学校生活の規律や心得を身に付けました。ここで培われた団結力が、9月に行われる中学校体育祭で発揮されるのです。
●写真●全生徒が参加した豪快な綱引き『ヒッパレー』もまた体育祭の名物種目。「力を合わせないと負けるよ!」と声をかけ合う生徒たち。

 「ブロック対抗の競技に終わらず、みんなで協力して連携プログラムを作り、さらに上級生と下級生が一体となり目標に向かって練習し、築き上げていくというプロセスを重要視しています」(里村裕校長)

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●写真左●ブロック対抗による男子の『騎馬戦』。当日は体育祭に出場できなかった生徒もいたので、手伝いに来ていた高1生たちが急きょ参加。中学を卒業しても交流のある先輩は、どんなときでも頼りになる存在だ。
●写真右●ブロック対抗による女子の『ムカデ競走』。5人用のムカデ下駄をつけてリレー方式で次のグループへとつなぐ。息の合った連携プレーに観客席から拍手喝采。

その言葉どおり、生徒たちは青・赤・白の3ブロックに分かれ、『大玉ころがし』『騎馬戦』『ムカデ競走』『ブロック対抗選抜リレー』などの団体競技で抜群のチームワークを見せます。
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●写真●『ブロック対抗選抜リレー』では、中1女子と男子が交互に走ってバトンをつないだ。さまざまな競技で熱い戦いがくり広げられ、総合優勝を果たしたのは白組だった。

joshokeiko58-05体育祭のクライマックスを飾るのは、全生徒で踊る『啓中ソーラン』。これは、毎年中3生が“よさこいソーラン踊り”のプロから直接指導を受けて中1・中2生に教える演舞で、10年以上受け継がれているものです。
「各学年2人ずつ選ばれたソーラン委員が今年のテーマを“一致団結”と決め、班ごとに練習しました。中1生が踊れなければ中3生に責任があるとみなされるので、できない生徒は放課後に猛特訓。一緒に残されて反抗する中2生もいたけれど、来年は彼らが班をまとめる立場になるので、僕たちの指導をしっかり見てもらいたかったんです」(啓中ソーラン委員会リーダー・中3Fくん)
「今年は最後に塔をつくり、その周りでみんなが踊ります。乱れないように移動するのが難しかったです。最初の練習ではやさしく接し、中盤から厳しくして、緊張感を持たせていきました」(啓中ソーラン委員会副リーダー・中3Kさん)
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●写真●男子は凜々しく力強く、女子は優雅に美しく舞う『啓中ソーラン』。青いハッピ姿の生徒たちは、手足の先まで神経を集中させて全身で波を表現した。毎年テーマに沿って振り付けが変わり、最後の決めのポーズが見どころ。「生徒たちはクラスやクラブつながりではない、中1~中3の縦割り班で練習します。さまざまな価値観を持つ生徒の集まりは一つの社会を形成し、その中で人付き合いやルールも学んでいくのです」(入試部・岩村聡先生)

 『啓中ソーラン』開始前、入場門に集合した生徒たちは、気持ちを整え“一致団結”して取り組むことを誓いました。早朝から体育祭の手伝いに来てくれた高1生たちも、昨年まで同じ班で活動し、「きょうだい」のように仲良くなった後輩たちの演技を見守ります。

joshokeiko58-06いよいよ本番。北海道のニシン漁で歌われる“ ソーラン節”に乗って、青いハッピ姿の生徒たちがグラウンドに入場すると、一面が大海のように見えます。あちこちに大漁旗がなびく中、軽快な三味線のリズムに合わせ「セイヤー!」「ソーラン、ソーラン!」「どっこいしょ、どっこいしょ!」のかけ声とともに、一人ひとりが全身で表現する“波”は、全員のエネルギーを蓄えながら、やがて大きな“うねり”となって迫ってきます。練習を積み重ねてきたパワフルでキレの良い群舞、総勢233人におよぶ統一感のあるパフォーマンスは圧巻です。ラストで塔を作り、先端に立つ生徒の右手が天を指すと、保護者や教員も総立ちになって拍手を送ります。達成感あふれる生徒たちの笑顔が、晴れ渡った秋空の下で輝きを増しました。
●写真●体育祭のラストを飾る『啓中ソーラン』は、毎年中3生がよさこいソーラン踊りのプロ集団『よさこい連「わ」』から指導を受けて、同じ班の中1・中2生に教えている。4月のオリエンテーション合宿では、班ごとに中2・中3生が新入生に学校生活を紹介する時間があり、ダイナミックに『啓中ソーラン』を実演してみせた。


啓中ソーラン委員会の中3生にインタビュー!

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「中1の体育祭は風邪で欠場し、中2のときは骨折して出場できなかったから、中3でリーダーとしてリベンジしたかった。それまで人前で話すのが苦手でしたが、仲間をまとめるうちに恥ずかしがらずに意見が言えるようになりました。班の仲間とはクラスや学年に関係なく大の仲良しです」(啓中ソーラン委員会リーダー・Fくん)
「下級生のときは、常に先頭に立ってリードしてくれる中3生がかっこいいなと思っていました。今年は自分が後輩を引っぱる立場になり、思いが伝わらなくて悩んだこともありましたが、最後はみんなで頑張れたのでよかったです。11月の球技大会でも班の力を結集します」(啓中ソーラン委員会副リーダー・Kさん)

取材・文/大松有規子  撮影/合田慎二

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