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進学通信No.56 - 開明
04
3月
  • 進学通信No.56 - 開明
  • No.56 . 卒業生インタビュー . 進学通信 . 開明 .

No.56_kaimei

 

今回お話しを伺ったのは・・・

●2013年度卒業生

human 岩田晃拓 くん   京都大学・工学部電気電子工学科

 


 

古き良き、牧歌的な学び舎で得たもの

確かな進学実績があるのに勉強一色じゃない

―なぜこの学校を選んだのですか?

human 岩田くん 学校行事が多かったことが一番の理由です。中学3年間だけでも30以上の行事がありますから、ほぼ1カ月に1回は何かがあるというペース。確かに進学実績もしっかりした学校ですが、日々「勉強!勉強!」というイメージじゃないのがよかった。「楽しそう」というのが第一印象でした。

―一番楽しかった行事は?

human 岩田くん 中学3年間の集大成として、中3で行う恒例行事『夜間歩行』です。瀬戸内のしまなみ海道を夜通し歩き続けるんです。広島から四国の愛媛まで、距離にすると約43㎞、前日の夕方から次の日の明け方まで、時間も14時間以上かかりますから、はっきり言ってかなりしんどいです(笑)。
5 でも、歩きながら仲間と語り続けたとりとめもない会話、夕陽を眺めながら海を渡り、朝日と共にゴールできたときの達成感、どちらもいまだに忘れられません! 道中も、保護者が炊き出しをして待ってくれているんですよ。ちょうど22時ごろ、疲れもかなり出始める時間帯です。まだ肌寒い季節である上に周囲は海ですから、体が冷えるんですよね。そこで出してもらった豚汁とおにぎりの美味しかったこと…あんなに「ウマい!」と思ったのは初めてかもしれません。
ほかにも沖縄修学旅行、長野の林間学校、スキー研修、高校のオーストラリア語学研修…いろいろありますが、やはり文化祭です。斜に構えたり、やる気のないそぶりを見せる生徒は一人もいません。とにかく、みんな一生懸命やる、そんな空気が大好きで。ただ準備期間が短いので、きちんと役割分担を決めて、計画的に進めないと間に合わないので大変でした。ほとんどの行事で、必ず事前・事後学習があって、しっかりレポートにまとめて提出する必要があります。なんとなく思い出作りをして終わりではないんです。もちろんそれがよかったのですが、正直このレポートに比べたら、勉強のほうがはるかに楽だと思いましたね(笑)。

―行事が充実していて、よかったと感じることは何ですか?

human 岩田くん 僕は現在、京都大学の学生ですが、他校から来た友人たちと母校の話をすることがあります。「高校生活はどうだった?」って。そこでよく聞くのは「高校時代?勉強ばっかりだったよ……」という声。その点僕は違う。確かに勉強もしましたが、それだけじゃない。行事の準備で意見が合わずにケンカをしたり、話し合って仲直りしたり。そんな思い出がたくさんあります。そんなとき「開明でよかった」と実感しますね。
もともと行事が「楽しそう」だと思ったことが入学のきっかけでしたが、いま思えば、行事を通じて「やるべきことは全力でやる」「しんどいことから逃げない」という心構えができるようになったと思います。そしてそれが、勉強への臨み方にもつながっているんです。


 

開明でなければ今の僕はない

―学習指導の面で印象に残っていることを聞かせてください。

human 岩田くん とにかく授業が面白かった。体験型授業やフィールドワークがすごく豊富で。それが将来の夢や勉強意欲につながるように、いろいろ工夫してくれていたんです。たとえば中2で生物解剖を行うのですが、これをきっかけに医学部を目指す生徒もいました。社会科では、古戦場に出向いて、当時の戦の陣形を学ぶこともありましたね。
kaimei3-300x199 それと、中1・中2の頃は特にそうですが、宿題の量と提出期限を守ることへの厳しさは徹底していました。とにかく、時間とか規律をキチンと守ることを大事にする学校です。でも不思議と「やらされていた」感覚はまったくなかったんですよ。きっと授業を通して、勉強することの意味や興味を広げてくれていたからだと思います。先生の言葉で印象的だったのは、「勉強は、家では好きなものを自分で選んでやるくらいの余裕がないとダメだぞ」という言葉。実際に、僕はいわゆる理系学部ですが、歴史も大好きだったので、家ではよく日本史の本を読んでいましたから。おかげで今でも中高時代の勉強に関しては「好きなことしかしていない」という感覚しかありません。授業と宿題さえきちんと取り組んでおけば、学力は自然と上がっていきました。こんなふうに、どれだけ宿題の量が多くても、期限に厳しくても、詰め込まれたり押し付けられたりといった感覚がないので、今でも学ぶ意欲は高まるばかり。先生は「さらなる伸びしろがあるのが開明の卒業生」だとおっしゃられていましたが、それも納得です。

―京都大学への進学を意識し始めたのはいつごろからですか?

human 岩田くん 高3の春だったように思います。もともと、研究職へのあこがれがあって、志望する学部や学科のイメージはあったのですが、大学までは絞り込んでいませんでした。そんなとき、先生の勧めもあって、「よし!頑張ってみるか!」と。先生方は、ひとことで言うと、とにかく熱心で厳しいけど面白い方ばかりでした。校風もあると思いますが、この学校、この先生方でなければ、今の僕はないと思っています。きっと、もっとダラダラした中学・高校生活を過ごしていたでしょう。

―では最後に、これから開明中学・高校への進学を検討しておられるみなさんにメッセージを。

human IMG_0595岩田くん 先生の言葉をお借りすれば、開明は「古き良き、“牧歌的な”学校」です。楽しい中に、きちんと規律があります。ですから、自分から何かをやってみようという気持ちがないとか、とにかくダラダラ過ごしたい、学校なんてどこでもいいという考えであれば、たぶんしんどいだけでしょう。逆に「勉強だけの学校生活を送りたくない!」「いろんな体験をして、一生の思い出を作りたい!」「卒業後に『ここが自分の母校!』と誇れるような学校に行きたい!」「それでいて、大学の進学も大事!」という人には絶対にオススメです!

(取材・文/松見敬彦 撮影/合田慎二)

 


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