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進学通信No.55‐大阪学芸中等教育学校
13
11月
  • 進学通信No.55‐大阪学芸中等教育学校
  • No.55 . 卒業生インタビュー . 大阪学芸 . 進学通信 .
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●2012年卒業生…(前列左から)
川畑真奈美先生(生物科)
竹谷美香さん/大阪教育大学・教育学部教養学科健康生活科学専攻
山内里香さん/大阪府立大学・地域保健学域看護学類

(後列左から)
小田一雄先生(数学科)
岩切秀一くん/大阪大学・理学部物理学科
大西優美子さん/大阪市立大学・医学部看護学科
佐々木紀人くん/東京大学・理科二類、都倉登貴先生(英語科)

今回は6名の卒業生と、在学中に関わりの深かった2名の先生にお話をうかがいしました。

学校生活のすべてに全力投球

同校を選んだきっかけ、入学してよかったことはなんですか?

大西さん 学校見学に来たとき、休み時間でも在校生が楽しそうに職員室で勉強する姿を見て、一人ひとりをていねいに指導してくださる学校だと思ったからです。

竹谷さん 私も入学してからは理由を作って職員室に入り浸り(笑)。マンツーマンで教えてくださり、家庭教師に囲まれている気分で勉強できました。

佐々木くん 少人数制だから、授業中にあてられる回数も多いので、よい緊張感をもって勉強に集中できる環境でした。

岩切くん ちょうど『スーパー特進Eコース』が新設されるときで、頑張れば難関大学合格も夢じゃないと思ったからです。6年間、手厚く面倒を見てもらえました。

山内さん 予備校に通わなくてもしっかり受験指導してもらえるからです。だけど、勉強、勉強ではなく、行事も多くて楽しい思い出がたくさんできました。

gakugei2心に残った行事はありますか?

大西さん 5年生の時のコーラスコンクールです。練習を積み重ね、本番が近づくにつれてクラスの団結力が高まっていくのがわかるんです

山内さん 私は体育祭です。縦割りの団対抗なので、中等教育学校ならではの固い絆が発揮できたと思います。

竹谷さん 私は文化祭。5年生のときに山内さんたちと生徒会役員として、企画・運営に携わり、ペットボトルキャップを集めて途上国の子どもたちのポリオワクチン代にする“エコキャップ運動”に取り組みました。

小田先生 エコキャップ運動は、今も受け継がれているよ。

岩切くん 宿泊行事中のレクリエーションでは、ワサビ入りのおにぎりを当てるロシアンルーレットを企画。結局、ワサビ好きの先生がおいしそうに食べてしまい大失敗に終わったので、同窓会でリベンジするつもりです(笑)。

佐々木くん 芸術鑑賞会で初めて狂言や落語、ミュージカルなどを観たこと。特に宝塚歌劇は、男役の発声方法が独特で、友だちとマネしていました(笑)。

岩切くん 僕はミュージカル『オペラ座の怪人』にハマりました。その後、英語版を6回も観に行き、好きなセリフやフレーズを覚えました。

佐々木くん 岩切くんの観劇ノートを見たら、セリフや歌が入るタイミングがビッシリ英語で書き込まれていたからびっくりしたよ(笑)。

 ほめて、叱って、励ましてくれた先生方に感謝!

印象に残る先生や授業について教えてください。

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岩切くん とにかく厳しかった英語の授業。ハイレベルで1年生の初めから課題がいっぱい出されたよね。

山内さん 私は質問攻めにされ、答えられないくやしさで家に帰って泣いてしまいました。

佐々木くん 全員「これはヤバイ」と、放課後は英語の勉強会。

小田先生 英語の授業の後に僕(数学科)が教室に行くと、張りつめた空気が残っていたよ。

大西さん 私は小田先生のおかげで数学が大好きに。個別プリントをていねいに添削してもらえ、問題をクリアするたびに、もっと難問に挑戦したいという向上心が芽生えました。

竹谷さん 新聞記事を切り抜いて意見や考えを書く授業では、毎日、新聞を読む習慣がつきました。

岩切くん 世界史で先生が黒板に書いた年表の空欄を、みんなで話し合い、推理しながら埋めていくのがおもしろかった。クイズ番組みたいでどんどん頭に入ったんです。

進路を決めた理由は何ですか?

山内さん 助産師になって新しい命が誕生する、幸せの瞬間に立ち会いたいと思ったからです。

大西さん 自宅で病気の祖父を看病した経験から看護師になりたいと思い、5年生のときに学校から看護師体験に行って決心しました。

竹谷さん 管理栄養士になって“食”という点から家族の健康を守りたいと考えたからです。

佐々木くん 最高の施設で細胞の研究をしたいと思い東大理科Ⅱ類へ。阪大医学部という選択肢も視野に入れていましたが、注射が怖くて…(笑)。するのもされるのも無理だとあきらめました(笑)

岩切くん 神戸大学で『素粒子に関する講演』を聴いて、物理の奥深さに魅かれ、研究者になりたいという気持ちが芽生えました。物理は一見難しそうですが、原理がわかればすごくシンプルな世界です。

佐々木くん 僕は岩切くんにいつも物理を教えてもらっていました。体育祭の前には“物理学的玉入れ必勝法”を考えてレクチャーしていたね。

岩切くん 上に投げた玉は放物線上を移動するから、カゴの高さと投げる位置を計れば絶対に入ると思ったんだけど…。

全員 本番では誰も実践する余裕なんてなかったよね(笑)。

gakugei3工夫した勉強方法は

佐々木くん 自分のレベルより少し上の問題集に取り組み、間違いは最低でも5回やり直し。厳しい先生もいたけど、無理強いせず個人に任せてくれる先生もいて、さまざまな教え方、接し方のバランスが絶妙でした。

大西さん 私は理科が苦手だったので、個別指導で基礎から教えてもらいました。自己流だけで学習していたら、1年の時までさかのぼって復習する余裕はなかったと思います。

竹谷さん 間違いノートを作って試験前にしっかり確認するなど、いろいろな先生のアドバイスから自分に合った勉強法を選びました。

岩切くん 僕は自分で学習計画を立てて見直す『学芸ノート』を活用。夏休みは大きな目標を決めてから細分化して1日の計画を立てていました。

山内さん 6年間朝早く登校して、放課後も残って勉強。早い段階から大学受験を意識させてくれるこの学校の環境が私にはよかったです。

卒業して、母校を振り返ってどう思いますか?

岩切くん 先生や友だちとは今もつながっているので“帰る場所”があるという感じです。

大西さん 学校に戻れば、すれ違った先生や生徒が笑顔で声をかけてくれます。

佐々木くん 大学では全てが自己責任で、間違っていても無関心。でもここには親のように愛情をもって接してくれる先生がいます。

山内さん 6年間をかけて培った“絆”は大学の友だちにも自慢できます。

竹谷さん みんなの気持ちは「学芸は第二の我が家」で一致だよね!

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(取材・文/大松有規子  撮影/中森健作)

 


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