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進学通信No.55-園田学園
29
8月
  • 進学通信No.55-園田学園
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あらゆる機会を通じ
自立心を育む独自の教育を実践

知識や教養の習得はもちろんのこと、人間的素地を磨く教育が求められる現代。そんな中、“時代が求める女子教育の実践”として、さまざまな体験型プログラムの導入や、クラブ活動への注力で知られる同校。特に、4年前から開始した『女性学〜女性の学び』の授業は、女性としての素養と自立、社会参画力の育成を目的としており、生徒からも大好評。専門家を講師に招いて、学年ごと、時期ごとにさまざまな取り組みを行っています。

04.26_011この日の『女性学』は、『マナー講座』『短歌と俳句』『書の作法』『着付け』。まず、生徒のほとんどがここで初めて体験するという『マナー講座』では、「そもそもマナーって何?」から学びます。もちろん、生徒たちにいきなりその本質は理解できないかもしれません。しかし、くり返していくことにより、頭ではなく心で理解するのでしょう。自然と女性らしい立ち居振る舞いを身につけるといいます。学年が進むに従い、茶道、華道、テーブルマナー、公共・国際マナーなども学びます。
生徒たちにとって、最初はあまりなじみのなかった『女性学』。それでも、先生がユーモアを交えて教えてくれるため、授業はいつも笑い声であふれている。

『短歌と俳句』では、先生は「作者の表現したいことを感じられる心を磨いてほしい」と、授業の真意を伝えます。少し難解なイメージもある短歌・俳句の世界ですが、生徒たちは口々に「難しいとは思わない。楽しいです!」と語り、最終的には、自分で歌を詠めるようになるそう。『書の作法』では、書道技術はもちろんのこと、文字の由来をクイズ形式で学ぶことも。いずれも形式としての学びではなく、原点と本質を楽しく学べるように一貫しているのです。
『着付け』は、女性学の中でも特に生徒たちが楽しみにしている授業の一つ。やはり女の子です、鮮やかで美しいゆかたを自分で着付け、みんなで大はしゃぎ。しかしそこは本質を大事にする『女性学』、着物を着る技術はもちろん、和の心の修養が大事です。お互いの姿を楽しそうに見せ合っていたかと思うと、先生がお話しされ始めたとたん、きちんと姿勢を正して整列。返事も「はい!」と、気持ちよく凛とした声が響き渡ります。

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(▲写真左)文字の由来からペンの持ち方、さらには手紙のマナー、暑中見舞いや年賀状の正しい書き方まで。『書の作法』の名が示す通り、ただ美しく文字を書くことだけが授業の目的ではない。
(▲写真右)楽しくてたまらないようすの『着付け』の授業。浴衣の柄は学校指定のものでも、自分で好きなものを買って持ち込んでも良い。縁日の季節には、お気に入りのゆかたを自分の力で着て、友達と一緒に出かける生徒も多い。


また、『女性学』だけでなく、学年を超えた交流の深さも同校ならではの伝統的校風。『ファミリー活動』と称した縦割り班を構成し、体育祭などは、学年やクラス対抗ではなく、この『ファミリー』で競い合います。この日は、新年度で新しく結成された『ファミリー』のミーティングが行われ、チーム名とチームの目標をみんなで話し合いました。司会・進行もすべて生徒が行いますが、全員の参加意識が非常に高く、下級生も積極的に発言する姿が印象的です。
『ファミリー』が生み出す絆の強さは特筆もので、後輩が打ち明けた悩みごとに、先輩も一緒になって泣いているという光景もよく見かけるといいます。先生がホームルームで「○日の○限目はファミリー活動ですよ」と話すだけで、生徒からは歓声が上がるそう。04.26_044

『ファミリー活動』は、部活ともクラスとも異なる、同校ならではの縦割りチームで、体育祭などはこのチームで競い合う。学年を超えて強い絆が育まれる、生徒たちお気に入りの活動だ。この日はみんなでチーム名と目標を話し合った。


放課後は、女性としての情操教育を大切にしながらも活発なクラブ活動が有名な同校。中学生のクラブ加入率はなんと100%。運動部も文化部も、同好会や研究会も、それぞれの思いや目標を掲げて頑張っています。
女性学、ファミリー活動、そしてクラブ活動?あらゆる機会と場を通じて、人としての礼儀や集団行動の大切さを学べる同校の教育環境。単に勉学のみにとどまらない、女性として美しく、“生きる力”を重視し、日々育んでいます。

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(▲写真左)おそろいのコスチュームに身をまとったモダンダンス部の生徒たち。振り付けも自分たちで行うほどの本格派だ。激しいダンスにどれだけ息が上がっても、決して笑顔を絶やさないよう意識して踊るという。
(▲写真右)ネイティブ教師と英会話やゲームを楽しみつつ、英検などの検定にも取り組むESS部。異文化交流にも積極的で、「大阪城に出かけて外国人観光客に話しかける」といったチャレンジも。写真はイースターエッグの色付けをするようす。

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(▲写真左)家庭科部がこの日取り組んでいたのは、フェルトのぬいぐるみ作り。部員の中には、オリジナル浴衣まで自分で作ってしまう生徒もいる。裁縫だけでなく、新入生歓迎会では、料理もふるまっている。
(▲写真右)全国大会出場を目標に奮闘中のソフトボール部。「同部に入りたくてこの学校を選んだ」という生徒もめずらしくない。部員同士も仲が良く和気あいあいとした雰囲気ながら、先輩・後輩の礼はけじめをつけているそう。

(取材・文/松見敬彦  撮影/池本 昇)

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